〜日常〜


[04]4 空き地…


『ちょっと!!』
""ドンッ""
""ガッシャーン""
ウチが怒って由美を押したせいでドアのガラスが割れた。ふと見ると由美の顔に大きな傷がありタラタラと血を流している…
…一週間前の事なのに鮮明に覚えている。由美は今日からもう学校に来ているのだが、顔に一生大きな傷が残ると言われたらしく…由美も美華もウチと一言も交してくれない。授業中に手紙が回ってきたのを最後に…『絶交…』いつも一緒に笑ったり仲良くしていたのに↓下校時間になり由美と美華に会ったが睨まれ…家が同じ方角でいつも一緒に帰っていたが、今日は違う道を通って帰る事にした。なんだか薄気味悪い街路樹を抜けると、見た事のない"空き地"を見つけた。その空き地にはドラム缶以外何もない。と思いきや誰か人がいる…誠吾だ。クラスで一人浮いている笑った顔すら見た事ない、陰気臭い気持ち悪い奴。家系的には金持ちだとかなんだとか聞いた事あるけど、興味ない。イライラするのでちとイジメようと近付くと…何やらいつもの誠吾ではない。ヨダレを垂らしながら笑っている…そして右手にはお腹から血を垂れ流してる猫が…左手は自分のモノをチャックから出してシゴいてる…
何がなんだかわからず、足元の空き缶を倒したが、怖くて急いで逃げた!!!

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