〜日常〜


[03]3 空き地


今日も同じ毎日。
退屈な学校生活…汚い物を見るような回りの視線。誰も話かけてこない空気のような俺の存在。もうウンザリだ…
(決めた…)
学校からの帰り道。学校から近いが、比較的人通りの少ない空き地。今日もいつもの空き地で儀式を行う事に(決めた)。
今日の獲物は可愛い白い猫である。さっき首を絞めたのだがまだ息があったので、袋に入れて右手で振り回しながら空き地に向かった。
(よし、誰もいない)
誰もいない事を確認して、儀式を始める事にした。袋から猫を出して、瀕死状態の猫の手足を一本ずつ折るのだ。
""パキッ""
枝を折るような香ばしい音が響いた…この音がたまらない。そして腹に切目を入れ思いっきり壁にぶつけて内蔵を飛び散らせるのだ。この瞬間を思い出すだけで"ゾクゾク"する…
我慢が出来なくなったので腕を大きく振り被り、投げようとしたその瞬間!!!
""カランカラン""
後ろで空き缶を蹴ったような音がしたので急いで振り返った!!!!誰もいない…気のせいかな?と思ったが、今日はここでやめる事にした。フラストレーションが溜ったので、猫の顔を足で踏み潰した。

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