闘魂!第4巻


[03]第33話


陽炎「あの〜ハルカさん」

ハルカ「なに?」

陽炎「図書館ってある?」

ライト「それなら俺も行くぜ」

陽炎「え〜っと君は?」

ライト「俺はライト!この町散策させてもらったから場所は知ってるぜ」

ハルカ「じゃあ一緒にいってらっしゃい」

陽炎「わかった」

図書館についた二人

陽炎「自分を理解してもらうには…人との距離を近づけること…」

ライト「へ〜そうゆうの読むんだ」

陽炎「ずっと山奥にいたから…」

ライト「そうなんだ《こいつが鬼神か…》」

陽炎「そんな俺にも…やっと仲間ができたんだ」

ライト「外に出るか、教科書だけじゃわからない事もあるからな」

陽炎「ありがとう」

ライトは広場にきた

陽炎「草原?」

ライト「人間観察かな、でもその前に!」

陽炎「ん?」

バシッ!ズズズズ…

ライト「お前を殺す!」

陽炎「なぜ!」

ライト「お前は『鬼神』であり『邪神』だからだ!それに」

陽炎「それに?」

ライト「この町に邪神は二人もいらない」

ドカーン

陽炎「グハッ!ガルルル…」

ライト「化け物が!」

メキメキ…

ライトは体を変形していく


陽炎「なんだ…あいつ…」

ライト「はぁはぁ…」

陽炎「その体…」

ライト「邪神!八蜘蛛(やぐも)」

陽炎「化け物…」

ライト「蜘蛛なのは見た目だけじゃないぜ」

キュィィィン!!!

陽炎「体が!」

ライト「クモシバリ!もうお前は動けない!」

陽炎「くっ!」

ライト「さぁ!お前もなれ!化け物に!お前は化け物でしかないのだから」

陽炎「拳…ごめん…」

ライト「人間の形から化け物になれるのは、10に近い存在だけ!まぁ大蛇は特別だがな」

陽炎「なぜ俺をねらう」

ライト「お前は邪魔な存在だからだ!お前を殺し!この町を潰す!」

陽炎「だったら俺は、守る為に戦う!」

ライト「邪神らしくしろよ!どうせ作られた存在!破壊の為に作られたのだから!」

陽炎「作られた?」

ライト「あの牙にだよ!」

陽炎「え!」

ドカーン!

ライト「死ねや!」

ドカーン!

陽炎「知るか!」

メラメラ…

ライト「お前は邪神炎天(エンテン)」

陽炎「俺は陽炎だ、よく覚えとけ」

ライト「火で糸を切ったか!だが、俺の能力!甘く見るな!」

シュルシュル

ライトの腕に糸が絡みつく


ライト「俺の糸は硬度を変えれる!スパイダー・スピア!」

陽炎「くっ!」

ライト「技の名を知らぬお前に!勝機などない!」

ズシャ!

陽炎「グハッ!」

ライト「死ね〜!」

ドカーン!

拳「てめぇ何してる」

ライト「わざわざ殺られに来たか」

拳「蜘蛛の化け物か…じゃあ今から害虫駆除してやるよ」

ライト「どうかな?」

拳「なに!足が!」

ライト「やられる前に仕掛けておいた」

拳「くそ!」

ライト「餌が二匹も、どっちから殺そうか」

ドカーン!

拳「陽炎には手を出すな!」

ライト「あの糸を切ったか!」

拳は血塗れになっていた

ライト「糸を無理やり引きちぎるとは、バカめ!食い込んでズタズタじゃないか」

ドカーン!

ライト「グハッ!」

龍「なんでそこまでするかわかるか?」

拳「龍!」

龍「仲間だからだよ!」

陽炎「龍さん…」

拳「陽炎、心配すんな」

陽炎「え!」

龍「少なくとも、ここにいる二人は」

拳「お前を化け物なんて思ってねぇからよ」

陽炎「ありが…とう…」

ライト「化け物に殺されるのが怖いか!」

拳「怖い?わかってねぇな」


ドカーン!

ライト「グハッ」

拳「仲間がいるのに、怖いものなんてあるか!」

陽炎「終りだ…火炎弾」

ボウッ

ライト「熱い!熱い!」

陽炎「そのまま灰になれ」

ライト「これで…終ると…思うなよ…いずれ…邪神が…ここに…く…る…」

ライトは灰になった

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