闘魂!第3巻


[06]第26話


真人「あの島家がある!」

竜馬「でも薄気味悪いよ?」

真人「幽霊(ゆうれい)見れるかな?行ってみようぜ!」

竜馬「相変わらずの好奇心だな」

真人「いざ出陣(しゅつじん)じゃ〜」

真人達は島に着いた

「薬を…薬をおくれ〜」

真人「うわ!ゾンビ!」

「薬をおくれ〜」

「私にも薬をおくれ〜」

竜馬「真人なんとかならない?」

真人「逃げる」

竜馬「え!ちょっと待ってよ〜」

ドンッ

真人「いってぇ〜」

「カズラ様!大丈夫ですか!」

カズラ「まだこの島に元気な子がいるとはね〜」

真人「なんだてめぇ」

カズラ「人にモノを訪ねる時は、自分からって習いませんでしたか?」

竜馬「真人行こう」

真人「おぉ…」

カズラ「逃がしませんよ!君たちにも薬を味わってもらいます」

真人「絶対やだ!」

ガシッ

急に腕を捕まれた

カズラ「貴様は!ライト」

ライト「逃げるよ」

真人「おいちょっと!」

カズラ「おいな!」

「はい!」

ライト「煙玉!」

ボンッ!

「ゲホッゲホッ!」

「どこ行きやがった!」

――――――――――


真人「マンホールに隠れるのって初めて…」

ライト「この町の地形はよく知ってるからね」

真人「あいつら何者?」

ライト「カズラ小隊、通称ウツボカズラ」

竜馬「町の人、みんな変だったよ?」

ライト「麻薬のせいさ…カズラは麻薬を売って金を稼いでる」

竜馬「なんの為に?」

ライト「それはわからない…だが一度麻薬を吸った人は」

真人「その薬を欲しがる」

ライト「そしてカズラは、薬と引き換えに…そいつらを奴隷(どれい)として使う」

真人「ひどいな…」

ライト「お前等船持ってるだろ!俺を乗せて逃げてくれ」

真人「なんで船を持ってるのわかるのさ!」

ライト「この町には飛行場がない!ヘリコプターは乗れそうにないし、飛ばされてくるにも距離がある!だから船しかないんだよ」

竜馬「なるほど」

真人「この町も終わりだな」

ライト「薬を吸ってないのは俺だけだ、他の奴等はあいつらの手の内だし…」

三人は急いで船に向かった

ガシッ

竜馬は誰かに腕を捕まれた

竜馬「放せ!」

真人「このやろう!」

次々人が現れた

ライト「逃げましょう!」

ライトは真人の腕をつかんで船に連れて行った


真人「なんで!竜馬をおいて行ったんだよ!」

ライト「カズラは薬を渡すから俺達を連れてこいって命令したに違いない!このまま、あいつを助けに行ったら俺等が捕まる!」

真人「お前…最低だよ…」

ライト「……」

真人「仲間1人見捨てるぐらいなら、命捨てた方がましだよ…」

ライト「そいつの分まで生きればいいだろ!」

真人「俺の兄貴に言われたんだ」

ライト「………」

真人「お前を守る為なら!命懸けで助けるって」

ライト「真人…」

真人「俺はあいつを助けに行く!あいつは俺の仲間だから!」

そう言って船から飛び降りた

ザバ〜ン!

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