闘魂!第3巻


[05]第25話


真人「進め〜進め〜♪」

竜馬「真人〜そろそろかわってよ〜」

真人「よし!じゃあ、あの島で休憩」

竜馬「ずるい…」

二人は船をとめた

真人「よっと」

竜馬「ここどこだろう…」

真人「知らねえ」

がさがさ

真人「誰かいる!聞いてみようぜ」

熊「ガァー!」

真人「熊!」

竜馬「デカ!」

身長3メートルもある巨大熊

ドカーン!

真人「ひょい」

熊「ガァー!」

真人「はぁ〜!」

ドカーン!

真人「よし!片づいた」

竜馬「やっぱり真人は強いや」

真人「当たり前だろ兄貴に教わってんだから」

竜馬「拳兄さん強いもんね」

真人「お前の父ちゃんだって強いじゃん」

「こら!」

真人「うわ!猿」

山爺「猿ではない!山爺(やまじい)じゃ」

真人「ここはどこですか?」

山爺「なんじゃ!知らずに来たのか」

竜馬「はい…」

山爺「ここは野獣島(やじゅうとう) 珍しい生き物がいるから、盗みにくるやからもおるからな」

真人「それで猿がうろうろと…」

ゴツン!

真人「いってぇ〜」

山爺「猿ではないと言っとろうが!」

竜馬「すみません…食べる物ってあります?」


山爺「ついてこい」

山爺に連れられて塔らしき所に着いた

山爺「翼(ツバサ)様、食料をわけてやってくだされ」

翼「やだね」

真人「翼様って…まだ子供じゃん!」

山爺「この島で決められたお方になんて言葉を!引っ捕らえ!」

竜馬「え!なんなの!」

真人「いまは逃げるぞ!」

竜馬「逃げるってどこに!」

真人「とにかく走れ!」

真人達は森の中に隠れた

真人「よし!ここなら…」

「誰!」

真人「わって子供かよ…」

子供が10人現れた

「僕達を捕まえにきたの?」

真人「逃げてるのこっちだし…」

竜馬「君たちはなんでここに?」

「僕達殺されるんだ…」

真人「なにがあった!」

「翼だよ…」

「少し前まで友達だっんだ…」

竜馬「翼って塔にいる?」

「翼は獣王に選ばれたんだ」

「獣王は動物達と話ができる人」

「この島で話ができるのは…翼だけ…」

真人「よくわかんねぇけど、お前等はあいつになにもしてないんだな」

「急に変わったみたいに…」

「僕達を…友達じゃないって…」

真人「竜馬、行くぞ」

竜馬「え!なんで?」

真人「あの獣王って奴に説教してやる」


「え!」

真人「お前らは隠れてろ」

竜馬「あっ!待ってよ〜」

――――――――――

「いたぞ!」

真人「捕まえれるもんなら捕まえてみろ!」

真人は身軽な動きで次々すり抜けていく

真人「獣王〜!」

バコン!

「!!!」

「あの獣王を…」

「殴りやがった」

翼「いってぇ〜!」

真人「お前に…王さまになる資格なんてない!」

翼「………」

真人「仲間だけは見捨てるな!」

翼「初めてだよ…」

真人「ん?」

翼「俺を本気で殴ってくれたの…お前だけだ」

真人「お前は獣王であるまえに、一人の人間なんだから」

翼「う…みなの者!」

「はい!」

翼「この者達にほうびじゃ」

真人「ウッヒョ〜」

竜馬「森の中に子供達がいるんだ!お前の友達だ」

翼「みんな…ごめんなさい」

真人「男がビィビィ泣くな!泣く前にすることあるだろ」

翼「俺探してくる!」

「翼様!それは私達が」

翼「もう獣王はやめだ、これは俺の命令だ」

「うぉ〜!」

翼「それより名をまだ…あれ?」

――――――――――

竜馬「だまって抜けてよかったのか?」


真人「ごほうびはもらったんだ、他はなにもいらねぇよ」

竜馬「じゃあ次の島へ」

真人「出発〜」

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