闘魂!第2巻


[09]第19話


陽炎「俺は…」

―――――――――

俺が10歳のある日

「逃げろ〜!」

「殺されるぞ!」

陽炎「待ってよ!なんで?」

「近づくな!」

陽炎「なんでだよ…」

グシャグシャ!

陽炎「みんな…嫌いだ…」

母「陽炎!出かけるわよ」

唯一両親だけが俺を見てくれた

陽炎「うん!」

だけど…

父「牙様」

牙「この子は?」

母「私達が亡くなった時…この子達を裏山に封印してください」

陽炎「え!なんで?あそこには…」

父「あそこにいる鬼は…お前の兄弟だ…」

陽炎「え?どういうこと?」

母「あなたも…鬼なのよ」

陽炎「嘘だ…嘘だ…」

父「かげ…ろ…う…」

陽炎「ウォォ〜!」

母「陽炎!やめな…!」

グシャグシャ!

牙「大丈夫だよ、陽炎くん!俺はお前の味方だ」

陽炎「う…」

牙「少しだけ眠ってたらいい!すぐにだしてあげるから」

俺は山奥に向かった

鬼丸「よう兄弟」

―――――――――

陽炎「俺は思った!俺はバケモノだ!」

ドカーン!

拳「くっ!」

シュンッ

拳「!!!」

ドカーン!

拳「グハッ!」

陽炎「俺は!」

亀梨「久しぶりよの〜拳」


拳「お前は玄武地区の!」

亀梨「そのバケモノ、渡してもらおうか」

陽炎「………」

拳「陽炎さがってろ」

陽炎「!!!」

亀梨「わが玄武隊に歯向かう言うんかい」

拳「こいつに手を出すな!殺すぞ!」

亀梨「バケモノの味方をするん言うんかい」

拳「あいつをバケモノ扱いするな!あいつは、俺の友達だ!」

ドカーン!

亀梨「グハッ!やりやがったな!行け!」

玄武隊「はい!」

ダダダダダダッ

玄武隊「グハッ!」

拳「手を出すなって…言ってんだろうが…」

陽炎《何故…こいつはこれほどに強い…》

拳「陽炎がどんだけ辛い思いをしたか知らねぇが…前を見ろ」

陽炎「!!!」

拳「俺が!お前の友達になってやるから!」

亀梨「!!!」

拳「独りなんて思うな」

亀梨「仕方ない…お前も一緒に!」

バシッ!

拳「!!!」

陽炎「もう、ヤメにしよう…」

亀梨「!!!」

拳「陽炎、一緒に帰ろうぜ」

陽炎「うん…」

拳「どうした?」

陽炎「俺でいいの…」

拳「気にすんな(笑)俺がついてる!なんでもよ、近道なんてないんだよ」

陽炎「ありがとう…」



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