闘魂!第1巻


[07]第7話


次の日

ジャッジマン「では第二回戦、白虎地区代表!前へ」

牙「いよいよ出番だな!行ってこい寅(とら)」

寅「俺に指図すんな」

ジャッジマン「で…では!はじめ!」

寅「速攻でぶっ殺す!」

拳「速い!」

親父「白虎族は常に大地を駆け巡り、スピードは速いし破壊力も高い」

拳「避けるのが精一杯か…」

寅「逃げてばかりじゃ詰まんないぜ〜さっさと来いや!」

拳《殺気出てるな…》

親父「あいつら白虎族は…人を殺す事に飢えてる」

たかし「じゃあ…」

親父「この勝負、負ければこの街も終りだ」

拳「はぁはぁはぁ」

寅「そろそろ…くたばってくれないかな〜」

拳「くたばるのは、お前だ!」

寅「やっとやる気になったか」

拳「逃げるのもあきたからな」

寅「じゃあくたばれ!」

ボフッ

拳「グハッ」

寅「ん!」

拳「捕まえた」

親父「やりおるな」

たかし「動きを止めた!」

拳「1つ聞く!お前はなんの為に戦う」

寅「お前を倒すため」

拳「じゃあ、守る為じゃないんだな」

ドカーン

寅「グハッ!」

ジャッジマン「勝負あり!勝者!拳選手!」

たかし「やった〜」


親父「まだ肩慣らしじゃ」

たかし「え!」

親父「朱雀と青龍を甘くみるな…今までとは違う」

寅「おい!お前はなんの為に戦う」

拳「俺は守りたいモノがあってね」

寅「なに守ったってんだ」

拳「俺のルールだ、じゃあな」

たかし「あ!おかえり…」

ドカーン

拳「すっきりした〜」

たかし「ちょっと!なにするんですか!」

拳「あれ?ハルカは?」

たかし「あれ?そう言えば」

親父「そこらへんぶらぶらしてるんじゃろ」

拳「そうか…《龍もハルカもどこに…》」

たかし「とりあえず帰りましょう!」

拳「あぁ…」

親父「拳、お前次の試合でるな」

拳「なんでだよ!」

親父「お前はまだ若すぎる、ボロボロの身体で出る大会じゃ…」

拳「親父…俺は親父の息子だぜ!俺は親父を越える」

親父「これだけは言っておく!30年前より、スピードも攻撃力も上がってる!だとすると、朱雀地区はかなり強い」

拳「前を見ろ!親父の息子だ、俺が弱気でどうする」

たかし「無理はしないでくださいね」

拳「無理でもしなきゃ勝てねぇよ」

親父「当日になればわかる事じゃがな」

拳「親父はどうやって倒した」


親父「攻略法なんか知ったら面白くないじゃろ(笑)」

拳「だよな」

親父「まぁ負けてもいいよ、白虎には勝った!それだけでよい」

拳「白虎族の力って…」

親父「もともと攻撃型の種族!だから守りがない!逆に玄武は守りが固いがスピードは遅い」

拳「じゃあ朱雀は?」

親父「身軽で素早く!まぁお前に言うのはこれだけじゃ(笑)」

拳「後は自分の目で確かめろ」

親父「正解」

たかし「なんか喧嘩ってよくわからないですけど…けっこう複雑なんですね…」

拳「ただ殴るんじゃねぇ!思いを一撃に込めて!殴るべし」

親父「まぁわしが教えたんじゃがな(笑)」

拳「親父〜」

親父「やるなら!勝ってこい」

拳「その言葉待ってたぜ!それでこそ俺の親父」

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