闘魂!第1巻


[06]第6話


拳「親父!大会っていつだ?」

親父「ちょうどこの時期だったかな?」

ハルカ「明日よ」

拳「え!」

ハルカ「ショパンとその情報集めてたから」

拳「じゃあさっそく特訓だ(笑)」

龍「俺は明日に備えて帰るか」

拳「明日見に来いよ」

龍「あぁ」

ガラガラ

拳「なぁ大会って具体的になんだ?」

親父「五地区が集まる大会!北は朱雀・西は白虎・東は青龍・南は玄武、でここは中心の麒麟」

拳「ルールは?」

親父「一対一のタイマン!素手のみだ」

拳「当たり前だ、喧嘩に武器はいらねぇ」

親父「優勝した地区は、倒れるまでリングに立つ!まぁ言っても、1日1試合だがな」

拳「全滅するまで戦うか…」

親父「怖いか?」

拳「いや、むしろ面白い」

―――――――――

ショパン三世「ちょっと待ちな〜」

龍「俺は帰るんだよ」

ショパン三世「お前の親父もあの大会出てたの知ってるか?」

龍「それがどうした」

ショパン三世「お前の親父を殺したのは、どぶろくなんだぜ〜」

龍「それは大会での事故だろ」

ショパン三世「お前の親父は強かったのにな〜」

ドカーン

龍は壁を破壊した


龍「あまりしつこいと殺すぞ!」

ショパン三世「冗談きついぜ〜」

龍「親父は…」

ショパン三世「いい親父だったよな〜」

龍「知ってるのか?」

ショパン三世「親父が死ぬ前に…まだ幼いお前に言ってたな〜」

龍「え!」

ショパン三世「俺の仇(カタキ)をうってくれって…」

龍「親父…」

ショパン三世「それでも俺を殺すのか?」

龍「お前は、拳を倒してからだ」

ショパン三世「ほんじゃまたな〜」

龍「どぶろく…俺が潰す!」

―――――――――

次の日

たかし「龍さん遅いですね〜」

拳「寝坊だろ」

たかし「なんかワクワクしますね」

拳「絶対勝つ!」

ジャッジマン「さ〜始まりました〜!五地区大会」

たかし「いよいよですね」

ジャッジマン「前回優勝の麒麟地区 代表前へ」

拳「よっしゃ〜」

ピュ〜 ピュ〜

パンパンッ

ジャッジマン「では、第一回戦!玄武地区代表!前へ」

亀梨「おいらは亀梨(かめなし)よろしゅうな」

たかし「でかい!」

親父「玄武地区は鍋が盛んで、体格が大きい!しかし…それだけではない」

ジャッジマン「では、はじめ!」

拳「一撃で終らしてやる!」


ジャッジマン「先手は拳選手!」

ボフッ

亀梨「効かぬな」

ドカーン

ジャッジマン「お〜っと!拳選手吹っ飛んだ〜」

牙「だから言ったのに〜」

拳「ガハッ!」

親父「動きは鈍いが…防御・攻撃共に強し」

拳「くそ…《あの一撃でびくともしない…》」

亀梨「どぶろくの方が強かっちゃのにな…」

拳「《親父…》俺は…親父の息子だ!」

ジャッジマン「また突っ込んだ〜」

拳「腹がダメなら!アゴ!」

亀梨「グハッ」

親父「やりおるな」

バタン

ジャッジマン「勝負あり!勝者、拳選手」

亀梨「誰か起こしてくれ〜」

拳はリングを降りた

たかし「拳さんすごいです!」

拳「当たり前だ!いてて…」

ハルカ「すごいアザ…」

親父「わしは一撃もくらわなかったがな(笑)」

たかし「あの一撃で…」

親父「お前は甘く見とる!ここは戦場、生きるか死ぬか!」

拳「わかったよ…」

たかし「それより手当てを!」

拳は病院に向かった

医者「あばら骨三本やられてますね」

親父「明日の大会は無理じゃろ」

拳「俺は負けるまでやる!」

たかし「死んじゃいますよ!」


拳「死ぬ気で戦わなきゃ!勝てねぇんだよな?親父」

親父「好きにせい」

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