闘魂!第10巻


[07]第92話


―――和也・烏―――

ダダダダダ

ベシッ

和也「グハッ」

ドキュンドキュン

擂「効かぬ」

和也「固い…」

幻浄「幻魔幻聖(げんまげんしょう)!」

擂「なんだこれは!」

幻浄「早くしないと体が溶けてしまいますぞ」

擂の体はみるみる溶けていく

擂「う…うわ〜!」

バタン

和也「幻浄さん」

幻浄「腐(くさ)ってもアナタをつかえる身、アナタを護るのが副隊長の勤(つと)めです」

烏「誰だ」

和也「大丈夫ですよ、味方ですから(笑)で、今の現状は?」

幻浄「寿が暗部をあっちこっちに設置しました」

和也「へたに動けませんね」

幻浄「新しい暗部も用意してるみたいです」

和也「警戒が必要ですね」

烏「かまわない、殺すだけだ」

和也「心強いですね(笑)」

――――金時・拳―――

ダダダダダ

稲荷「その程度でここまで来たの!すごいね〜悪運いいと」

金時「よけてばかりのザコがほざくな!」

稲荷「違うよ?遊んでるだけ(笑)」

拳「ふざけやがって!金時本気で行くぞ!」

金時「言われなくてもそのつもりだ!」

ダダダダダダダダダダ

稲荷「それ本気?」


金時「あ〜ムカつく!霊封印!開!」

拳《なんか解放しやがった!》

稲荷「それが噂(うわさ)の禁術ね〜」

拳「ボス戦まで置いて置こうと思ったのに!」

拳はポケットから手袋を取り出した

金時「なんだそれ」

拳「宝玉だ、黄龍と青龍の玉を埋め込んでる」

金時「じゃあ」

拳「これが本気だ!」

ダダダダダ

稲荷「速い!」

金時・拳「おりゃ〜!」

ドカーン

稲荷「どこに!」

金時「後ろ」

ドスッ

蹴り上げた

拳「上」

ドカーン!

踵(かかと)落とし

稲荷「グハッ!」

スタッ

金時「俺達は」

拳「戦う毎に」

金時・拳「強くなる」

金時「行くぞ」

拳「指図するな」

金時「じゃあ来るな」

拳「じゃあ行く」

金時「強くなったな」

拳「お前もな」

ドスッ

金時と拳はコブシをぶつけた

―――宇治・紅葉―――

日暮「大丈夫か?」

紅葉を抱えた日暮がいた

宇治「どうゆう風の吹き回しで」

日暮「俺は一席隊長の味方だ、まだ金時様は一席隊長だ」

里沙「邪魔するならお前も殺るぞ」

日暮「金時様のお仲間は、全てお守りします」

里沙「アロー…」

日暮「暗黒牢」


辺りが暗くなった

里沙「見えない!」

ズシャズシャズシャ

里沙「あ〜!」

カチャ

宇治「助かりました」

日暮「私も寿さんは苦手だ、行こう」

紅葉「ねぇなんでサングラス?」

日暮「サングラスは、男のロマン」

紅葉「俺もする〜」

宇治「紅葉君はまだ早いかも…」

―――八尾音・龍―――

八尾音「龍さん大丈夫!」

龍「なんのこれしき!」

陽水「この土壁は簡単には崩れない」

龍「それを崩す!おりゃ〜!」

八尾音「雪玉!」

ピキピキ

陽水「なに!」

砂が凍った

パリ〜ン

ドカーン!

龍「サンキュー、八尾音さん」

八尾音「あ…いえ!」

陽水「お気をつけ…下さい」

龍「死ぬ前に去れ」

陽水「もう…戦う気はありません…」

龍「行くぞ!拳が待ってる」

龍は八尾音の手を引く

八尾音「え!ちょっと!《なに!ドキドキしてるし》」

龍「大丈夫か?顔赤いぞ?」

八尾音「だ!大丈夫です!」

それぞれ中心にある上部に向かった

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