闘魂!第8巻


[04]第71話


宇治「食料も調達したし、そろそろ行きますか」

金時「まぁ長居は無用ってか」

紅葉「行こう行こう」

和也「行きましょう」

宇治「ついてこ…まぁいいでしょ」

和也「あれ?宇治君どうしたの?」

宇治「殴りますよ」

和也「あはは…」

ブロロロ…

金時「なぁ宇治?」

宇治「はい?」

金時「なんで砂漠なんだよ!」

宇治「いや〜なんででしょう(笑)」

ギギギギ…

宇治「あ…」

金時「あ…じゃねぇよ!砂にタイヤ埋まってるじゃねぇか!」

紅葉「金時!」

金時「あ?」

紅葉「暑苦しい」

ゴボッ

紅葉「あっち〜!」

宇治「歩くしかないですね…」

和也「旅は道連れ、世は情けってね(笑)」

金時「チッ!わかったよ!」

「誰かいる」

金時「宇治」

宇治「はい?」

金時「なんか言った?」

紅葉「あ!妖精」

妖精「なにしてるの?」

金時「おいおい幻覚見えてるぞ!」

宇治「少し前の場所と違いますね」

和也「妖精さん、町のある場所しりませんか?」

妖精「実は俺も迷子なんだ」

金時「役にたたねぇな!」

妖精「なんだとこら!」

金時「てめぇ殺すぞ!」


妖精「妖精虐待だぞ!」

金時「宇治!こいつ始末しろ!」

宇治「言われましても…」

和也「どっちの方からきました?」

妖精「あっちから真っ直ぐ」

妖精は北の方を差した

宇治「行くしかないですね(笑)」

和也は式紙に『駱駝』と書いた

紅葉「なんて読むの?」

和也「駱駝(らくだ)(笑)」

ボカスカ

宇治「だから最初から使って下さいってば!」

金時「てめぇ散々歩かせてそれかよ!」

和也「式紙は漢字しか受付ないので…漢字思い出せなかったんです!」

ボフッボフッ

金時「たく!」

宇治「まぁまぁ…」

紅葉「楽だ〜」

金時「てめぇ二度目言ったら殺すぞ!」

妖精「すやすや…」

紅葉「金時〜妖精寝てる」

金時「叩き起こせ!」

宇治「血の気多いですね…」

和也「ほら町が見えた」

金時「走れこら!」

宇治「らくだの走るところ見たことないな…」

―――砂漠の町―――

金時「着いても暑い」

宇治「とりあえず水を…すみませ〜ん」

「はい」

宇治「水ってあります?」

「ここ数日雨が降らないので…あまり」

宇治「ですよね…」


金時「この町の水全部よこせ!」

和也「金時さん悪役になってますよ…」

「でも泉なら…でも…あそこには番人がいますので」

金時「てめぇら!その番人ぶっ飛ばしに行こうぜ!!」

宇治「前とはだいぶん違いますね(笑)」

紅葉「おっしゃ〜!」

―――――泉―――――

宇治「周りに四人…」

ボカスカボカスカ!

宇治「突破ですね…」

金時「コラコラコラ〜!」

宇治「なんか不良みたいですよ!」

「ニョロ?」

金時「ニョロ?じゃねぇ!ぶっ飛ばす!」

宇治「最早モンスターも関係なし…」

金時「おりゃ〜!」

ブニュ

金時「反発しやがった!宇治!」

宇治「水なら電気!晴天雷撃!」

バチバチ

和也「ゴム性ですね!」

紅葉「おりゃ〜!」

ボフッ!

パ〜ン

金時「割れたな…」

宇治「割れましたね…」

ザバ〜ン

金時「ゴボゴボ…」

宇治《このままでは…》

和也《みんな溺れ死ぬ…》

紅葉《……助けなきゃ》

ピカッ

紅葉が光出した!

ドカーン!

天上を突き破った

バシャ〜

金時「ゲホッゲホッ」

宇治「紅葉君!」

和也「だんだん妖力が戻りつつある…」

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