闘魂!第8巻


[02]第69話


紅葉「金時〜」

金時「お腹すいた〜だろ!聞きあきた」

宇治「ほとんどなにも持たずにでましたからね…お金も…」

紅葉「モンスター倒してお金貯めようぜ」

宇治「RPGじゃないんですから…」

金時「とりあえず民宿探してひと休みしようぜ」

宇治「そうですね…」

紅葉「お腹すいた〜」

宇治「ここで聞いてみましょう…すみませ〜ん」

「いらっしゃい、ゆっくりしていってね」

金時「案外すんなり入れたな」

宇治「まぁ結果よしということで」

紅葉「メシ〜」

金時「うるせぇ!」

宇治「これからどうします?」

金時「俺に聞くな」

紅葉「お腹すいた〜」

金時「てめぇは少し黙ってろ!」

宇治「本当は、僕らの居場所はどこにもないのかも知れません…」

金時「だからこうやって、旅をしてるんだろうが」

宇治「そうですね(笑)」

紅葉「お腹!」

ゴンッ

紅葉「いって〜舌かんだ!」

「お食事用意しました」

紅葉「うっひょ〜」

宇治「すみません…私達お金ないんで…」

ガツガツガツガツ…

金時「てめぇなに勝手に食ってんだよ!」

「お金ならいいんです…ただ」

宇治「ただ?」


「西の森に魔物が住み着きまして…」

金時「それを俺らに倒させろと」

「お願いします!向こうの行き来ができないと…食料も調達出来なくて…」

宇治「ご飯もいただいてる事ですし(笑)」

金時「てめぇのせいだからな!ちゃんと働けよ!」

紅葉「は〜い」

宇治「じゃあ食べたらさっそく」

金時「腹が減っては戦はできぬってか?おい!俺の分食うな!」

宇治「じゃあちょちょいと倒してきます」

「ありがとうございます!」

―――数時間後―――

宇治「行きますか」

紅葉「おう!」

金時「お前食ったら元気だな…」

しばらく進むと森が見えた

宇治「ここ…ですね」

紅葉「行こう行こう」

金時「遠足じゃねぇんだぞ」

グニャリ

紅葉「ウ〇コ踏んだ〜!」

宇治「違います!ゼリー?」

金時「これがモンスター?」

宇治「…みたいですね」

ぞろぞろ…

ゼリーの様なモンスターが集まってきた

金時「一匹一匹倒すのかよ…」

紅葉「まずそ〜」

金時「てめぇは食う以外ねぇのか!」

宇治「見てください!」

ゼリーの様なモンスターは一ヶ所に集まってきた

紅葉「デッカイゼリー!」


金時「巨大化した」

宇治「むしろ好都合!大蛇!」

ドカーン!

ぐにゃぐにゃ

金時「おいおいマジかよ…」

宇治「再生してますね…」

紅葉「こっちくるよ!」

???「サイクロン」

巨大ゼリーは風と共に姿を消した

宇治「その声は…」

紅葉「和也!」

和也「主役は遅れて登場ってね(笑)」

紅葉「かっちょい〜」

宇治「なんで来たんです!」

和也「パーティーに入れてよ〜第七班として(笑)」

宇治「帰って下さい」

金時「いいじゃん、助かったんだし」

紅葉「やった〜和也と同じチーム」

金時「お前急に子供みたいだな(笑)」

紅葉「うるさい!」

宇治「とりあえず…任務終了の報告に行きましょう」

す〜

宇治「なんか肌寒いですね…」

和也「本命のお出ましですか?」

金時「今度はぶっ飛ばす」

紅葉「冷蔵庫みたい」

宇治「食べれるモノがあるといいのですが」

金時「逆に食べられたりして」

和也「怖いね〜」

宇治「それより…帰り道どっちでしょう…」

金時「霧が濃いな…」

和也「へたに動くと、手のひらの上ですよ」

紅葉「みんなどこ?」

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