闘魂!第7巻


[09]第68話


ガツガツガツガツ…

紅葉「うめ〜」

金時「よく食べるよな…」

紅葉「朝ごはん食べてないし、戦いもしたから、お腹すいてお腹すいて」

宇治「食欲があることは健康な証拠ですよ」

金時「バカ元気だな」

紅葉「うるへぇ」

「まぁまぁの味だな」

普通に女の子が座っていた

金時「文句言うなら食うな…ってお前誰だ!!」

里沙「俺は里沙(りさ)だ気にするな」

金時「なんで他人の所でメシ食ってんだ!」

里沙「いい匂いがしたので、きただけだ!気にするな」

金時「てめぇ」

紅葉「誰こいつ」

金時「反応おせぇよ!」

里沙「まぁいい、今からお前らを子分にしてやる」

金時「てめぇ一回ぶん殴ろうか?」

宇治「まぁまぁ落ち着いて…それより何処からきたのですか?」

里沙「お前らに答える必要はない」

宇治「吊(つる)し上げましょうか(笑)」

紅葉「なんか宇治怖い…」

ドカーン!

「その子を渡してもらいましょう」

宇治「なんですか?あなた達」

陽水「暗部隊長!陽水」

金時「暗部なんかあったか?」


宇治「えぇ…聖霊帝国は、隊長・副隊長がいる所を上部、霊術や勉強などを教え生徒を扱う本部、そして、その本部の優等生が暗部に所属するのです」

陽水「ではその子を」

金時「別に渡してもかまわない」

里沙「嫌じゃ!」

金時「てめぇがいると邪魔だ!」

シュン

陽水「返してもらいます」

シュン

金時「早い…」

紅葉「おかわり」

金時「ずっと食ってたんかい!」

宇治「暗部…」

金時「どうした?」

宇治「いえ、なんで狙われてたのかな?って」

金時「迷子かなんかで通報したんだろ?」

宇治「いえ…暗部を動かせるのは…寿さんだけですから」

――――――――――

寿「ご苦労」

里沙「お持ちしました」

里沙は髪の毛を二本渡した

里沙「金時様と宇治様のです」

寿「でかしました、八尾音」

八尾音「はい」

寿「お前のデータももらおうか」

八尾音「しかし…」

寿「なんの為に上部に来させたと思っているのかね!」

八尾音「……わかりました」

寿「それでいい、陽水!」

陽水「はい!」

寿「あの野郎共に逮捕状を出せ」

陽水「どのような条件で…」


寿「八尾音」

八尾音「はい…」

寿「聖霊帝国の掟に反するモノをすべて伝えろ!すべてだ」

八尾音「……わかりました」

――――――――――

金時「そのぐらいにしねぇと置いて行くぞ」

紅葉「え〜」

陽水「金時様御一行!」

金時「女の子は渡したろ?」

陽水「禁術使用及び、聖霊帝国・無断脱出、下界者の強制入国…のため…逮捕状が出ております」

金時「は?」

宇治「まぁそれは大変」

陽水「今すぐおにげになって下さい…」

金時「誰が逃げるか!」

陽水「今や聖霊帝国は…あなたの敵です…どうか下界におにげ下さい…」

宇治「困りましたね…」

金時「紅葉、宇治、行くぞ!」

宇治「はい」

紅葉「$#%£&※×」

ゴンッ

金時「さっさと食え!」

陽水「立場上…十秒後には追いかけます!」

金時「宇治!車だせ」

宇治「はい!乗!」

ボフッ

ブロロロ…

陽水《お気をつけて…》

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