闘魂!第7巻


[06]第65話


―――数ヵ月後―――

コンコン

金時「入れ」

宇治「お待たせしました。金時さん」

紅葉「宇治!」

金時「おせぇよバカ!」

宇治「もしかして寂しかった?(笑)」

紅葉「あのね、金時が…」

ゴンッ

紅葉「いって〜!ぶった!」

金時「いちいちしゃべるな!」

宇治「相変わらずですね(笑)」

金時「お前もな」

――――――――――

寿「いよいよだ」

羽柴「168(p)言うたことろやろ」

寿「全て消し去り!私が第一席の隊長となる!あぁもちろん、君は副隊長に」

羽柴「あんたの部下だけはごめんやで!それより、どうするんそれ」

寿「外に出し、我々は地下に避難(ひなん)するだけです」

羽柴「これ任せかいな」

寿「あとは適当に暴れてもらえば問題ありませんよ…なんせ兵器なんですから」

羽柴「お〜怖い怖い」

寿「この調子だと、明日には実行できますよ」

羽柴「……まぁ楽しんで〜な」

――――――――――

紅葉「ねぇねぇ宇治?必殺技できた?」

宇治「ここでは少し無理ですね…」

八尾音「どんな修行してきたのですか?」

宇治「秘密ですよ(笑)」


紅葉「金時お腹すいた〜」

金時「またかよ!」

八尾音「三人でお食事してきて下さい(笑)」

宇治「私も少しお腹が」

金時「行けばいいんだろ行けば」

―――――店―――――

宇治「綺麗な店ですね」

金時「一席特別ルームだとよ!しかも全てタダ」

宇治「どうするんです?食いしん坊がいますし!ここ赤字ですよ?」

金時「食料すべて聖霊帝国もちだから、店自体もタダって八尾音が言ってたぜ」

宇治「なるほどね…」

紅葉「おかわり」

金時「早!」

紅葉「だって美味しいもん」

金時「じゃあもっと味わえ!俺の分まで食いやがって!」

紅葉「だっておいてたもん!」

金時「後で食べるつもりだったの!」

宇治「まぁまぁ二人とも…」

金時「まったく」

紅葉「おかわり」

金時「だから早いって言ってんだろ!」

宇治「紅葉君…空腹では戦えないので、もう少しゆっくり食べてもらえます?」

紅葉「は〜い」

金時「なんかこいつムカつく!」

宇治「金時さんに子育ては難しいですね(笑)」

金時「うるせぇ」

紅葉「金時パパ」

ゴンッ

紅葉「いって〜!」

金時「パパって呼ぶな!」


ドカーン!

金時「なんだ!いきなり」

羽柴「えろ〜すんまへん、お邪魔します」

宇治「またお前か!」

金時「1人でくるとはいい度胸(ときょう)じゃないか」

羽柴「報告までにきただけやがな」

金時「なに!」

羽柴「明日、あんたら死ぬで」

宇治「それはどうもご親切に」

紅葉「いっほにふうか?」

ゴンッ

金時「食ってから言え!」

羽柴「わいはその子、許したわけやないさかい」

金時「こいつがなにをした」

羽柴「わいのオトン、天閣を殺した男や」

宇治「すみません…この子はご存知ないみたいなので、お引き取り願いましょうか」

羽柴「嫌と言うたら?」

金時「力ずくでも」

宇治「金時さん、僕にやらせて下さい」

羽柴「神に1人で戦うんかいな」

宇治「あなたのせいで、金時さんにビンタされましたから」

羽柴「それはわいのせいやない。あんたが弱いからや」

宇治「今はどうでしょうね」

シュン

羽柴《後ろやな》

宇治「破裂!」

ドカーン

羽柴「進歩ないな〜無理ゆうたやろ」

宇治「また壁か…光縄!」

羽柴「捕まらん…!!」

ドカーン!


羽柴「光縄をムチ代わりに使うとはな」

宇治「バカとモノは使いようってね」

紅葉「うひうげ〜」

ゴンッ

金時「さっさと食え!」

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