闘魂!第7巻


[02]第62話


ドンッドンッ

和也「誰だ」

幻浄「そんなに警戒(けいかい)なさらなくても、あなたがいるのですから直ぐにはきませんよ」

和也「あまり期待しないで下さいよ〜」

宇治「私がいますので心配なく(笑)」

和也「そんなに信用ない?」

紅葉「和也なら安心だよ」

幻浄「これまた!こう見えても神様なんですぞ!」

和也「ちょいちょい!こう見えてもはよけいでしょ」

幻浄「失礼しました!」

和也「そういえば、幻浄は長い間ここにいたんですよね?」

幻浄「長様の前の第一席副隊長をやっておりました」

和也「その頃でいまいるのは?」

幻浄「その頃の三席隊長八尾音さんと副隊長の寿さん・四席の副隊長の羽柴さん・二席は確か副隊長だった日暮さん」

和也「まだけっこういたのね」

幻浄「それを聞いてどうなされるおつもりで?」

和也「ただの情報収集ですよ(笑)」

紅葉「宇治は?」

宇治「私はずっと本部にいたので(笑)」

和也「確か前の一席隊長は長の父親だったよな?」

幻浄「えぇ、あの頃の長様は可愛かったのですが…」

和也「それはうちも同じです(笑)」

宇治「誰の事です?(笑)」


紅葉「宇治お腹すいた」

宇治「じゃあなにか買ってきますね」

和也「じゃあ私のも」

宇治「式神に買いにいかしては?」

和也「冷たいね〜」

幻浄「じゃあ私が、ついでもありますので」

紅葉「いってらっしゃ〜い」

和也「気をつけて〜」

バタン

紅葉「本読んでいい?」

和也「どうぞ(笑)《この子が斉天大聖ね〜》」

紅葉「これにしよう」

和也「じゃあ折り紙でもしますか」

――――――――――

幻浄「息子様と一緒に行動できるとわ」

宇治「僕はいつでもいいですよ(笑)それに式紙少し足りない気がしてましたので」

幻浄「そうですか」

羽柴「なかえぇな〜お二人さん」

幻浄「なんのご用ですかな」

羽柴「少し足止めさせてもらいます」

幻浄「ここは私に!宇治様は紅葉様を」

羽柴「足止めゆうたやろ」

ザザザッ

宇治「50といったところですかね…」

幻浄「向こうには誰が」

羽柴「わいの副官や」

――――――――――

和也「珍しいですね、黒潮副隊長」

紅葉「え!なに」

和也「四席がどの様なご用件で」

黒潮「その子の抹殺」

和也「紅葉君!さがってて!」


黒潮「水千本!」

針が空中に浮く

黒潮「周りの水蒸気を針形の固体に変えた」

和也「勉強になりますね」

黒潮「波!」

ズサズサ!

和也「ぐ」

紅葉「和也!」

ボフッ

黒潮「式神か」

和也「後ろがら空きですよ」

ビシャ

和也「水分身!」

黒潮「足元濡れてますよ」

和也「動かない!」

黒潮「水千本!まず一本」

ズサ

和也「グハッ」

黒潮「次は本物ですね!じゃあ死んでもらいます」

ズサズサ!

紅葉「いって…」

和也「紅葉君!」

紅葉「お前を倒す」

――――――――――

宇治「目的はなんです?」

羽柴「決まってるやないの〜斉天大聖かどうかの確認や」

幻浄「幻魔幻聖」

羽柴「初心技なんかわいには効かんで」

宇治「僕もいることをお忘れなく!集霊術第一章!大蛇」

大蛇「シャ〜!!!」

羽柴「!!すごい霊圧やな」

ドカーン!

……………

幻浄「やはり神の座に立たれただけはあります…」

宇治「あの技を…片手で」

羽柴「教えてたるわ!霊圧は使い方次第でバリアーも作れるんやで」

宇治「勝てるのか?あんなやつ…」

羽柴「言うてるやろ〜時間かせぎやって」


宇治「くそ」

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