闘魂!第7巻


[01]第61話


金時「てめぇ等を集めたのは他でもない」

八尾音「金時様…」

金時「今後いっさい!紅葉の事を斉天大聖だの!化け物だの言った奴は!殺す」

羽柴「お〜怖い怖い」

金時「部下にも伝えておけ!」

和也「あなた喋ったでしょ!」

寿「そんな〜式神を使ってまでしませんよ」

和也「やっぱりあなたですか」

寿「この方が面白いじゃないですか」

和也「いつか天罰が降る事を祈りますよ」

寿「殺せるのなら、殺してほしいものですね」

和也「てめぇ!」

日暮「やめろ!二人とも」

寿「うふふ…」

和也「くそ」

――――――――――

ブロロロ…

ボフッ

宇治「ただいま〜」

紅葉「式紙うまくなったね」

宇治「えぇなんとか」

八尾音「宇治さん、金時様がお呼びです」

宇治「そうですか、わかりました」

紅葉「じゃあ俺も」

八尾音「紅葉君は和也様の所で待たせとくようにと…」

紅葉「え〜」

宇治「じゃあそれ僕渡しときます」

紅葉「わかった」

八尾音「なんですそれ?」

宇治「下界のタンポポです。さっき紅葉君がつんできました」

八尾音「そう、喜ぶわ」

紅葉「じゃあおじさんの所行ってるね」


宇治「後で迎えに行きますね」

紅葉「は〜い」

八尾音「私が連れて行きます」

紅葉「もう部屋覚えたもん!」

宇治「じゃあ道教えてあげたら?」

紅葉「わかった、こっちだよ」

八尾音「すみません」

宇治「気をつけて」

――――――――――

コンコン

金時「入れ」

宇治「おじゃましま〜す」

金時「宇治、話がある」

宇治「だいたいの把握(はあく)はしてるつもりですけどね」

金時「なるべく紅葉のそばから放れないでほしい」

宇治「神様の命令なら仕方ないですね」

金時「てめぇ真面目に聞かねぇとぶん殴るぞ!」

宇治「とんでもない(笑)あぁこれ紅葉君から」

金時「こんなもんいらねぇよ!」

宇治「一生懸命集めてましたよ」

金時「そこら辺に飾っとけ」

宇治「はい(笑)で…なにがあったんです?」

金時「化け物とか言うやつがいるらしくてな」

宇治「もし化け物だとしても、金時さんよりはましかと…」

金時「おいこら!もう一度言ってみろ!」

宇治「冗談ですって(笑)」

金時「時と場合には殺しにくるやつもいるかも知れないから…そんときは、かまわず殺せ」

宇治「金時さん?」


金時「あ?」

宇治「不殺生って言葉ご存知ですか?(笑)」

金時「てめぇ俺を神だと思ってねぇだろ!」

宇治「えぇ(笑)金時さんは金時さんですから」

金時「たく!いいか!絶対死なせるなよ」

宇治「わかりました」

――――――――――

紅葉「これおじさんの」

和也「おじさんはやめてくれないかな?老けて聞こえる…」

紅葉「じゃあ和也」

八尾音「こら!和也様になんて口を!」

和也「いいのいいの!友達みたいで」

紅葉「えへへ(笑)」

ガチャッ

宇治「お待たせ」

和也「早いね〜」

宇治「紅葉君が心配でね。変なことされてないか」

八尾音「私もいてたので大丈夫ですよ(笑)」

和也「八尾音ちゃんまで〜」

宇治「とりあえず、このメンバーは大丈夫そうですね」

八尾音「はい」

紅葉「ねぇなになに?」

和也「大人の話」

紅葉「ずるい〜」

八尾音「じゃあ私は戻りますね」

宇治「お疲れさま」

和也「今度は二人っきりで」

八尾音「お断りします(笑)」

バタン

和也「笑顔で言われちゃったよ」

宇治「変態むき出しですからね」

和也「それちょっと言い過ぎ…」

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