闘魂!第6巻


[08]第58話


金時「それより、紅葉!なんであんなに強く…」

宇治「あぁ宝玉ですよ(笑)紅葉君に預けてたの忘れてまして」

金時「けっこう物騒(ぶっそう)だな…」

宇治「だから、今から返しに行こうかと」

金時「じゃあ俺も」

八尾音「いけません!あなたは今から隊長会議で発表にいくんですから」

宇治「じゃあそうゆう事で(笑)」

紅葉「お留守番よろしく」

金時「てめぇぶっ殺すぞ!」

八尾音「うふふ…」

金時「なにが可笑しい!」

八尾音「だって、金時様があんな大声で怒鳴るの初めて聞きましたから(笑)」

金時「うっせぇ!」

八尾音「前より明るくなりましたね。」

金時「いいからさっさとしたくしろ!」

八尾音「はい(笑)」

――――――――――

宇治「紅葉君、少し散歩しますか?」

紅葉「したいしたい!」

宇治「じゃあえ〜っと」

紅葉「お腹すいた〜」

宇治「じゃあまず食事ですね(笑)」

紅葉「もう野菜ばっかり嫌だからね!」

宇治「はい?」

紅葉「おじさんの時野菜ばっかりだったから」

宇治「ひどいおじさんですね〜」

和也「言いがかりはよしてくんないかな?」


宇治「こそこそついて来てる人がよく言いますね」

和也「誤解(ごかい)だって〜」

宇治「会議はどうしたんです?」

和也「式神に出てもらってる」

宇治「さぼりグセついたんじゃないですか?」

和也「それがお父様に言うセリフ?」

宇治「似たくないので参考に」

和也「たまには付き合えよ〜」

宇治「全部おごりでなら」

和也「も〜宇治君たら〜」

宇治「紅葉君もこの人には気をつけ…」

和也「ありゃ…いない」

宇治「あなたのせいですからね!」

和也「素直じゃないな〜も〜う」

――――――――――

紅葉「兄ちゃん誰!」

無天「無天(むてん)と言います」

紅葉「宇治心配するから行くね!」

無天「ちょっと待って!君どこからきたの?」

紅葉「ずっと向こう」

無天「ご飯一緒に食べない?」

紅葉「俺宇治と約束してるから」

無天「その宇治って人友達?」

紅葉「うん!すっごく優しくて大好き」

無天「新しく入ってきた子だよね?」

紅葉「ねぇ後でじゃダメ?宇治待ってるから」

無天「わかった…」

紅葉「じゃあまたね!」

和也「みぃつけた」

紅葉「あ!宇治は?」


和也「第一声がそれ?」

宇治「探しましたよ」

紅葉「ごめんなさい!無天って子と話してたから」

和也「無天?あぁ!あの子」

紅葉「知ってるの?」

和也「まぁお友達(笑)」

宇治「どうせ変なことしてるんでしょ」

和也「冷たいな〜」

紅葉「宇治お腹すいた〜」

宇治「誰のせいですか?」

和也「いま俺見たろ!」

宇治「さぁ?行きましょう紅葉君」

紅葉「うん」

宇治「おじさんのおごりだって」

和也「せめて二人で割り勘しない?」

宇治「一円も出しません」

――――――――――

無天「あれが宇治か…」

――――――――――

八尾音「………であるからして、神の称号を受け!新たにこの帝国の主と………」

金時《なげ〜しケツいて〜し…》

八尾音「では金時様!一言お願い」

金時「ケツいて〜」

……………。

八尾音「少しは真面目にして下さい!」

金時「じゃあ解散!」

八尾音「勝手に終らせないで下さい!」

羽柴「そないな人が神になって大丈夫かいな?」

寿「確かに、君の様な人材に神ができるのかね」

金時「文句あるなら前に出ろ!ぶっ殺す!」


八尾音「ちょっと落ち着いて!」

ドカーン!

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