闘魂!第6巻


[07]第57話


宇治「紅葉君!これ預かってて下さい」

宇治は宝玉を渡した

宇治「少し本気を出します!逃げて下さい!」

紅葉「宇治?」

宇治「第一章!第二章開!」

バキバキ

「あの腕!あの時の!」

ズシャズシャズシャ

宇治「やっぱり宝玉がないと安定しま…す?」

ムギュ…

宇治「血で汚れちゃいますよ?」

紅葉「俺…いつもの宇治がいい…」

宇治「あはは…」

――――――――――

金時「ぐ…」

長「ここにいてれば強くなってたかもな」

金時「まだまだ!」

長「技の1つも知らないお前が、神に勝てるはずなどない」

日暮「連れて来ました」

抹茶「くそ!」

長「また人質ができた」

長は抹茶に指をさす

長「もう一度聞く!帰ってくる気は?」

金時「ないね」

長「こいつ死ぬよ!」

金時「かまわん」

抹茶「おい!てめぇ仲間だろ!」

金時「黙れ!お前を仲間と思った覚えなどない!」

抹茶「俺はまた裏切られるのか」

金時「お前はいい部下だった」

長「じゃあ死ね」

金時「だけどな!てめぇにだけは殺させたくねぇ」

長「ん?」

金時「こいつは俺が殺すから」


長「言うね〜神になったつもりか?」

金時「俺が殺すまで!誰も殺させねぇ!」

長「だから…」

シュン

抹茶《速い!》

長「それがいけないんだって」

金時「やめろ!」

長《消花(しょうか)》

抹茶「あ…」

パラパラ…

抹茶は花びらになって消えた

長「花はいずれ散る」

金時「てめぇだけは…」

長「また作ればいいじゃないか…式紙で」

金時「てめぇだけは許さねぇ!」

――――――――――

羽柴「さぁどうしはります?」

和也「困りましたね(笑)」

幻浄「和也様!式紙で鶴を折るとは!バチがあたりますぞ!」

和也「すみません(笑)《すでにあたってます…》」

紅葉「宇治…おじさんの所行って」

宇治「え?」

紅葉「俺、金時助けにいく」

宇治「わかりました」

――――――――――

長「金時…お前は廃棄(はいき)だ」

ガシッ

金時のノドを掴む

長「必要ない道具など、ゴミと同じだ」

金時「う…《苦しい…》」

長「お前も、花のように散れ!」

ドカーン!

長「グハッ」

紅葉「金時に!手をだすな!」

金時「紅葉!来るな!」

長「遅いわ!」


ボフッ

長「ぐ…!」

紅葉「かかってこいよ」

金時「紅葉って…こんなに強かったっけ?」

ダダダダダダダダダ

金時「速い!」

ドカーン!

長「ガハッ!」

紅葉「お前が死ね」

長は紅葉に指をさす

金時「紅葉!よけろ!」

長「死ね!」

ボキッ

紅葉「人に指をさすなって教わらなかった?」

長「あ…あ゛〜!!!」

金時「親父…かっこわりぃよ…霊術の第十…」

長「バースト」

ドカーン!

紅葉「うわ!」

金時「神なんて、クソくらい」

バタン

――――――――――

宇治「起きて下さ〜い」

金時「ん…」

紅葉「大丈夫?」

金時「んなわけあるか!」

ゴンッ

紅葉「いってぇな〜」

宇治「大丈夫そうですね(笑)」

八尾音「目覚めましたか、金時様」

金時「八尾音さんか!」

八尾音「八尾音でいいですよ(笑)あなたは今から、神様なのですから」

金時「は〜〜〜?」

宇治「お父様が亡くなられたので、代わりに」

金時「ふざけるな!絶対嫌だからな」

紅葉「金時が神様になったら、俺いてもいいって言ってた」


八尾音「これからあなたが主になるのですから」

金時「わかったわかった!好きにしろ!」

八尾音《神様として頑張って下さいね》

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