闘魂!第6巻


[04]第54話


宇治「紅葉君大丈夫でしょうか…」

金時「てめぇが俺達が行くまで大丈夫って言ったんだろうが」

宇治「ですが…」

抹茶「あいつなら大丈夫だって!てか高級な料理食べてたり(笑)」

宇治「それならいいのですが(笑)」

パサパサ…

金時「折り鶴か」

宇治「父ですね…伝言鶴と思います」

金時「『気をつけろ』……」

宇治「一言ですか?」

金時「一言だな…」

ビリビリ

宇治「あぁ!」

金時「言われなくても気をつけるっつうの」

抹茶「鶴折る暇があるんだな」

宇治「………」

抹茶「どうした?」

宇治「いえ…暇ならもっと長い文に…」

金時「本当に気をつけた方がいいかもよ…」

――――――――――

コンコン

長「は〜い」

「失礼します」

長「八尾音(やおね)ちゃん?なに?」

八尾音「なに?じゃありません!なんでそんな本読んでるんですか!」

長「あぁこれ、和也君からもらった。エロ本エロい本略してエロ本」

八尾音「連呼しないで下さい!」

パタン

長「で、用件は?」

八尾音「その和也様ですが…人間に利用されてると噂で…」

長「どうせ死ぬんだし」


八尾音「ですが!」

長「じゃあいま殺せ!目障りだ!それに、息子に着いてる虫も殺しとけ」

八尾音「下手の者を行かせます…では」

――――――――――

金時「ほら、お出ましだぜ」

「金時様!まだ帰られないのですか」

金時「俺の勝手だろうが」

抹茶「殺るならやってやる」

「相手はゴキブリなので!退いてくだされ」

金時「抹茶、ご指名だ」

抹茶「いざというとき助けろよな」

金時「自分の命ぐらい自分で守れ」

宇治「援護します」

――――――――――

バタン

「すみません和也様!その者をお渡し下さい」

和也「みなさんおそろいで」

紅葉「なんかあの眼嫌い…」

「長からの命令で、殺せと」

和也「それは死神様の仕事じゃないのかな?」

「失礼!」

和也「仕方ないね〜四枚ぐらいでいいか」

式紙を四枚取り出した

和也「《一度やってみたかったんだ》人!影分身の術」

ボフボフボフボフッ

紅葉「お〜!」

和也「やるなら本気ださないと」

「失礼しました!」

逃げていった

和也「あれ…せっかく影分身使ったのに」

紅葉「すんげぇ!」

和也「本物わかります?」


紅葉「手を握ればわかるよ」

和也「そうでしたね(笑)」

――――――――――

宇治「切りがないですね…」

抹茶「俺じゃ攻撃も当たりゃしねぇ…」

金時「退け」

ダダダダダダダダダ

「グハッ」

金時「行くぞ」

抹茶「最初っから出てこいって!」

――――――――――

ドサッ

八尾音「長様どちらへ?」

長「少し散歩」

――――――――――

金時「たくお前ら弱い」

宇治「!!!いますごい霊圧」

和也「きやがったか」

長「久しぶりだな、金時」

金時「なにしにきた」

長「息子の顔おがむのに、理由いるわけ?」

金時「紅葉は無事なんだろうな?」

長「なぜ教える必要がある?そんな風に教育した覚えはないが」

金時「…」

長「捕まって死のうが自己責任、自分の身は自分で守れって…違うか?」

金時「聖霊帝国を出てから気づいた、俺は神には向いてない」

長「お前の守るべき者を全て消せば、帰ってくるかな?」

金時「逆だな、守るべき者がなければ!俺は帰らない、帰る必要がない」

長「そうか、ガキは生かしてやる!だが助けるとは言ってない、永遠の地獄を見せてやる」


金時「紅葉に手をだすな!」

長「お前の大事な者は、俺の下僕だ!」

シュン…

金時「宇治…急ぐぞ」

宇治「はい」

抹茶「俺も忘れんな!」

金時「ぶっ壊す!聖霊帝国ごとな!」

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