闘魂!第5巻


[06]第46話


金時「一度外に出てみたかったんだよな〜」

宇治「でももう霊術が…」

金時「そんなもん自分で作れ」

宇治「そう簡単には…」

金時「オリジナルの霊術!かっこいいじゃん!やる前から諦めんな」

宇治「…はい」

ガッシャ〜ン

抹茶「作戦成功!」

「こら!まちな!」

宇治「どうかしたんですか?」

「どうもこうもないよ!店のモノ盗まれて!」

金時「泥棒さんねぇ」

宇治「どうします?」

金時「ほっとけ、俺等には関係ない」

――――――――――

抹茶「烏龍(ウーロン)今日も大収穫だな」

烏龍「俺達二人揃えば怖いものなんてないよ」

抹茶「だよな(笑)」

烏龍「そこでだ!今度は銀行行こうぜ」

抹茶「金か!」

烏龍「そしてこの島とはおさらばさ」

抹茶「それいい考えだな」

烏龍「世界の大泥棒と名が知れ渡る」

抹茶「最高じゃねぇか」

――――3日後――――

金時「よく寝た」

宇治「寝すぎですよ!3日間も」

金時「メリハリがないからかな?(笑)」

宇治「聖霊帝国は夜がないので…しかし環境がかわってよく眠れますね…」

金時「お前も早く馴染めよ」


宇治「えぇそうさせていただきます」

抹茶「行くぜ烏龍」

烏龍「俺は外の見張りをする!お前は金を盗め!」

宇治「あれは前の…」

金時「今度は銀行強盗ですか?暇だね〜」

抹茶「取って来たぜ!」

ドキュン!

烏龍「ご苦労様」

金時「あいつ!味方に銃を!」

抹茶「グハッ!」

烏龍「銀行モノとも散れ」

ガシッ

宇治「それ、爆弾ですか?」

烏龍「誰だてめぇ!」

金時「宇治、てめぇはそいつの治療だ!こいつは俺がやる」

烏龍「ふざけ…」

ボフ

金時「俺はお前なんざ興味ないの」

バタン

宇治「大丈夫ですか?」

抹茶「触んな!」

抹茶は去っていった

宇治「けっこう頑丈そうですね…」

金時「ほっとけ、後は一般人がなんとかするだろ」

宇治「ちょっと霊力回復に、教会よってもいいですか?」

金時「たくめんどくさい」

宇治「すみません」

――――教会――――

金時「仲間はやめて、今度は神でも信じるのか?」

抹茶「なんだてめぇ」

金時「ザコはなんでも頼るからいけねぇわ」

抹茶「きにくわねぇ!文句あんならこいや!」

スッ

金時「きたけどどうする?」


ガシッガシッ

宇治「神聖な場所で、争い事はやめて下さい」

金時「うっせぇな!わかったよ」

抹茶「お前…何者だ?」

金時「それはてめぇが決めろ、てめぇには俺がどう見える?神か?殺人者か?」

抹茶「は?」

金時「答えがほしけりゃ着いてこい!どうせ行き場なんてねぇだろ」

抹茶「言い方がきにくわねぇが!暇潰しにはなりそうだな」

金時「けっこうハードだぜ、着いてこれるか?」

抹茶「俺に不可能はない!」

金時「根性100点満点!行くぞ宇治」

宇治「はい」

抹茶「言っとくが!まだ仲間って決まって…」

金時「仲間って言葉、簡単に使うな!俺は仲間って言葉嫌いなの!自分自身の為に生きやがれ」

抹茶「俺の為に…上等だ!いつかお前をこえてやる!」

宇治「血の気が多いのが増えましたね…」

「君たち!そいつを渡してもらおう」

「さもないと同罪だぞ」

宇治「ですって」

金時「こんなやつくれてやるよ」

抹茶「てめぇ!」

金時「ただし、奪い捕れたらな!」

ダダダ

バタン

金時「案内しろ、どうしたら抜けれる?」

抹茶「こっちだ!俺はこの地形には詳しいから」


金時「だから聞いてんの」

抹茶「てめぇいちいちムカつくな!」

宇治「まぁまぁ…」

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