闘魂!第5巻


[04]第44話


「アゲハ様!手下達が!」

アゲハ「わかっておる!私のコハクは返してもらうよ」

――――――――――

紅葉「これ飴玉みたい」

抹茶「てめぇは食うことしかねぇのか!」

金時「売ったら高く売れるかな?」

宇治「まぁ宝石ですからね」

紅葉「俺がもらったんだぞ!」

宇治「少し霧が出てきましたね」

金時「また宿をさがさないとな」

――――――――――

アゲハ「いらっしゃいませ」

宇治「すみません、予約して…」

アゲハ「おめでとうございます!あなた様は開店1000人目のお客様です!」

抹茶「ラッキー!ついてる〜」

紅葉「腹へった〜」

アゲハ「お客様に食事とサービスを!」

紅葉「飯だ飯だ!」

抹茶「女だ女〜」

金時「宇治」

宇治「気づいてますよ」

「きゃ〜かっこいい〜」

抹茶「もっと近寄っていいぜ」

紅葉「ウメ〜最高〜宇治も食えってあれ?」

抹茶「ほっとけほっとけ!草食二人組は」

――――――――――

金時「なんの真似だ?」

アゲハ「なんの事です?」

宇治「僕達は騙されませんよ」

アゲハ「そうですか…じゃあ死んでもらいます!」


宇治「霊術の第十!破裂(バースト)」

ドカーン!

アゲハ「は!」

アゲハは白い粉を振りまいた

宇治「なんですか?それ」

金時「体が…」

アゲハ「私の睡眠薬はどうかしら?」

ドカーン!

抹茶「抜け駆けはよくないよ〜」

宇治「抹茶さん!」

金時「女と遊んでたんじゃねぇのか?」

抹茶「先に寝てもらったよ」

アゲハ「こしゃくな!」

また白い粉を振りまいた

抹茶「なんだこれ!」

宇治「すっちゃダメです!睡眠薬…が…」

抹茶「ク〜ガ〜」

宇治「早!!」

アゲハ「二人もおねんねね」

宇治「あなたの狙いはコハクですか?」

アゲハ「その宝玉は私のモノよ!」

宇治「なにに使うつもりでしょうか?時と場合にはお渡ししますが」

アゲハ「それは見た目はコハクですが!黄竜の宝玉です」

宇治「黄竜って!麒麟の?」

アゲハ「あと四神の魔石が4つ、それを揃えると無限の力が手に入る」

宇治「じゃあ渡せませんね!」

アゲハ「一人でどうするおつもりかしら?みなさん おやすみになられたみたいで」

宇治「どうせ一人ですから!むしろ好都合です」

アゲハ「なに!」


宇治「自分自身を守るために使うだけですから」

宇治は上着を脱いだ

宇治「これは、金時さんしか見たことない取って置きですよ?」

アゲハ「あら、そんなんで勝てるのかしら?」

宇治「霊封印!開!」

バキバキ!

金時《二段階までだぞ》

宇治「金時さん?」

金時「ZZZ…」

宇治「《わかりました!》行きますよ!」

シュン

アゲハ「速い!」

宇治「第一章開!」

ドカーン!

アゲハ「は!」

手のひらから糸を出した

宇治「まだまだ!第二章開!」

ブチブチ

アゲハ「なに!」

宇治「終わりです!」

《潰せ!すべて潰せ!》

宇治「ぐ!」

アゲハ「様子がおかしい…」

《潰せ!潰せ!》

宇治「待たせたな〜」

アゲハ「さっきと違う!まるで別人!」

ドカーン!

宇治「てめぇを殺す!」

アゲハ「ガハッ!」

ドンッ

宇治はアゲハの首をつかんだ

宇治「バースト!」

アゲハ「きゃ〜!」

ドカーン!

パラパラ…

宇治「ハァハァハァ…」

バタン

――――――――――

金時「おい!大丈夫か?宇治!」

宇治「ん…はい…」

金時「あれ使ったのか…」


宇治「宝玉のせいでしょうか…制御ができませんでした…」

金時「この玉か」

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