闘魂!第5巻


[02]第42話


紅葉「宇治トイレ!」

金時「我慢しろ」

紅葉「もれる〜」

宇治「仕方ないですね…そこの草むらでしてきなさい」

抹茶「たく!トイレぐらい我慢しろよな」

宇治「この中で漏らされるよりはいいかと…道も悪いし」

ガサガサ

紅葉「あぶねぇあぶねぇ!」

シャ〜

ガサガサ

紅葉「抹茶も小便か?……!」

――――――――――

宇治「少し遅いですね…」

抹茶「ウンコじゃねぇの?ほっといて行こうぜ」

宇治「そんな言い方すると怒りますよ」

抹茶「確かにあいつなら怒るな(笑)」

宇治「いいえ、私がです」

抹茶「けっ」

宇治「私達は一応1つのグループです!生きてる限り誰もかけてはいけません!」

金時「宇治…」

宇治「私、探してきます」

抹茶「勝手にしろ」

金時「俺も行く」

―――草むらの中―――

宇治「この辺…ですかね…」

金時「間違いないだろ」

金時は紅葉の小便の跡を見つけた

宇治「使った事ないですけど、少しやってみます」

宇治は二本の指を額に当てた

宇治「霊気道の2章!探索(サーチ)」

金時「そのままじゃん」


宇治「いえ!魂の波長を感知するだけなので…強い波長が2つ…」

金時「どっちだ?」

宇治「動いてるのは東…もう1つは私が行きます!」

金時「東だな」

――――――――――

紅葉「◎$¢£%#&」

「うるさいガキだな!小屋に着いたらいろいろしてやるから我慢しろ」

――――宇治――――

宇治「見つけましたよ!能力者」

キラ「は?誰だてめぇ」

宇治「名前は捕まってから聞いて下さい《体が透けてる…霊体か?》」

キラ「てめぇに俺は倒せない!なぜなら、俺に普通の技は通用しない!」

宇治「じゃあ普通の技じゃなきゃいいんだ…」

宇治は木の枝を拾った

宇治「霊術の第二!金属化(メタリック)」

キラ「枝を刃物に変えたか」

ブン!ブン!

キラ「当たらねぇな!残念だが、今度はこっちの番だ!」

キラは指を鳴らした

パチン

ズシャ

宇治「う!」

キラ「これが俺の能力だ!お前が俺にやった様にやり返す!」

宇治「うかつだった…」

キラ「じゃあ死ね!」

宇治「霊術の第四!光縄(コウジョウ)!」

キラ「だから効かない!!!」


宇治「残念ですね!それは霊体も捕まえられるんですよ《モノは使ってみるものですね…》」

キラ「くそ!ほどけ!」

宇治「あなたの能力をもらってからね!霊術の第一!幽霊捕獲(ゴースト・キャプチャー)」

キラ「ぎゃ〜」

キラは宇治の手に吸い込まれた

――――――――――

紅葉「くそ!はなせ!」

「ちょっとじっとしててね〜」

ドカーン!

宇治「紅葉君大丈夫ですか?」

「なんだてめぇは?」

宇治「金時さんはまだみたいですね…困りましたね〜」

「なにごちゃごちゃ抜かしてる」

宇治「やるしかないですね…で、なにしてるんですか?」

「身体検査だよ!でもネズミが出たから、殺してから続きするわ」

宇治「じゃあ、こっちはゴキブリ退治といきますか」

ゾロゾロ…

宇治「これはまた盛大に…」

「やれ!」

宇治「霊術の第十!」

「おりゃ〜」

宇治「破裂(バースト)!」

ドカーン!

紅葉「うわ!」

宇治「さっき枝を鉄に変えてて良かった…ってなんで全裸?」

紅葉「あいつ等に脱がされたの!それより二人は?」

宇治「金時さんは…迷子みたい…抹茶さんは車に残ってる…」

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