番外編2


[27]疑惑


高木さんと会う日が来た。俺は待ち合わせ場所に向かった。
携帯の着信音がなる。メールが来ている。高木さんからだ。
「沢井くん、主人が私が浮気してるか疑ってる。どうしよう…」
「なんで疑われた?だって注意してた」
「最近エッチを断ってたし、沢井くんと会ってる時間に連絡しても出ないのが不自然だって…」
「わかった。しばらく会わないほうがいい。」
「でも私沢井くんと今すぐにでも会いたい…エッチしたい」
「俺もつらいけどほとぼりが冷めるまでだから」

なんとか高木さんを説得した。高木さんとはしばらく会えないか…

次の日バイトが終わり帰り支度をしていた。
「沢井さん帰りましょう」
美奈子が話しかけてきた。
「ああ」

帰りながら美奈子と話していたが高木さんと会えないのはやはり寂しい気持ちが強い。セフレとは違い好意を持った相手だからだ。歩いていると人気のない路地にいた。
「沢井さん聞いてますか?今日はこの後どうします?」
「ああ…セックスしたいか?」
「したいですよ。私…沢井さんとセックスしてると気持ち良くて…斉藤さんも同じですよ」
「お前も好きだよな。昔からそんな女だったんだろ?」
「違いますよ!沢井さんだけです。確かに竹井さんともしましたけど…やっぱり沢井さんとのセックスが最高です」

美奈子を見つめる。
「あの…沢井さん前から聞きたかったんですけどなんで最初私とセックスしたいと思ったんですか?」
「それはお前が俺好みの女だったからだよ。だからセフレにしたかった。そしたらあっさりなったがな」
「私も沢井さん好みでしたよ。だから抱かれても抵抗出来ませんでしたし。高木さんとどうなったんですか?」
「高木さんとはしばらく会えない。色々あってな」
「なら今日は沢山しましょう…私もう…」
美奈子のパンツは濡れていた。
「濡れてんじゃん。期待してたんだ?」
「はい…今日休憩時間に沢井さんとのセックスを思い出してオナニーしました」
「変態だな…お前の家にいくぞ。朝まで寝かせない」
「ありがとう…ございます」


「沢井…さん」
「美奈子…」
正常位で腰を激しく振る。美奈子の家に入りすぐセックスをした。高木さんに会えない寂しさ、欲望をぶつけた。
「沢井さん…激しかった…何回もイッちゃった。」
朝までひたすらセックスをしていた。
「高木さんが好きだったんですか?」
セックスの後ベッドで寝ていたら話しかけてくる。
「好きだったよ。セックスしていてもやっぱりセフレと違って満たされていく感じはあった。」
「じゃあセフレとのセックスは満たされないんですか?」
「いや性欲は満たされるけどなんかな…」
美奈子は腕にしがみついてくる。

「私…沢井さんとセックスしてると満たされますよ…沢山。」
美奈子の発言にドキッとくる。美奈子を今まで性欲を満たすためのセフレとしか見てなかったが、少し可愛いと思ってしまう。
「美奈子…俺…」
また美奈子に挿入する。ただ美奈子とセックスをしたかった。

昼まで気づけばセックスしていた。

「沢井さん最後はすごい優しかったですよね?」
「別に…じゃあ俺帰るわ。」

美奈子と別れ帰路につく。しかし何故か名残惜しかった。



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