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[02]無題




「ごめんな、」


放課後の教室。


雑巾で床を拭く手を止め、罰悪そうに話すのは

有岡さん。



「あ、大丈夫!有岡さんは悪くないし」



ちょっぴり負のオーラを纏う彼を見て、ウチは思いきり首を横にふり否定した。


「消しゴム忘れたウチが悪いのに、巻き込んでごめんね。」



「や、へーき。」


「、……」



「…………」



なんか互いに謝り合ったら話すことがなくて

気まずい雰囲気が漂う。



「……」


「………」



「「あ、あのさ!／あの……!!」」



「「あ!どうぞ!!」」


「「あ」」




「ぷっ!」


「ははっ」



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