第零.九章 〜いつの日か、また会いましょ〜


[05]寒、彼岸花、彼女。


すごいな、
この人だかりは………
結局、街に来てしまった。

足が早い、
スクランブル交差点

コンビニで溜まる
ヤンキー

何故かこの世の全てを
この街は表している。
『お腹が減ったし、
何か食べようか。・・・・』
普通の飲食店で
普通の食事を頼む。
一つだけ光らない
蛍光灯
真昼にも関わらず
店はガラガラ

頼んだ、
料理に舌鼓を打ちながら、
あっとゆう間に
全てをたいらげた。

一人客が入ってきた。
『あっ、◎◇ちゃんで!!』
『あっ、★●ちゃん・・・』
昔の同級生だ。
少し語る。
店を出る。

自分を誘う
色とりどりのネオン

大人達の破廉恥な目

誘いも誘う街、
僕が漂ってる。


アスファルトに
花が咲いている。

花の横には
きれいな彼女。

日は当たらない、
彼女のせいで。
彼女は美しく無い、
花のせいで、


寒い、・・・・
彼岸花は彼女の隣。




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