いきなり?!


[05]男らしさ…?!




ぼぅっとしていた僕に、男の人は困ったように笑み、もう一度声をかけてくれた。



「…ねぇ、…大丈夫?立てるかな?」


ハッと我にかえり、思わず見とれてしまっていたことに気づいた僕は、恥ずかしくなって顔を下に向けてしまう。



頬がカァッと熱くなっていくのが分かる。
首も耳も真っ赤になっちゃってるかも…(///)



「あっ、はい、大丈夫です…僕…」

慌てて腰を上げて立とうとすると、また足に鈍い痛みが走る。


「ッ!痛っ」
またしりもちをつきそうになった僕のことをその男の人が支えてくれた。



「っと、大丈夫…じゃないみたいだね…足、捻っちゃったかな」



「だ、大丈夫ですっ!(///)ちょっと捻ったくらいですから」


そういってそっと立ち上がる。



『軽々とって感じだったなぁ…』
自分が全然男らしくないことが改めてよく分かり、いたたまれなくなった僕は少ししょげてしまう。




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