小悪魔登場


[07]有り得ない!!


―唯SIDE―



『葵ちゃん!帰ろう!』

私はとにかく早く帰りたかったので葵を急かした。





「ん!わかった!さあ!帰るぞ〜!!」



だから、目立つな!阿呆!








―――――――・・・
学校の外



『葵!あんだけ目立つなって言ったのに、全然聞いてないね!』

少し、目立つな!を強調して言った


「ごめんね〜!あたしかなり目立ちたいもんで!!」




葵、私の話、真面目にきけよ!



『まあ、いいわ!葵寮の場所知ってるよね!今から行くよ!』



「え〜!!ワッフル〜!!買いに行きたかったのに〜!!」



『ハァ〜。後で奢るわよ!』






――――寮。



『あの〜、此処の管理人さんですか?私、安藤唯と言うのですが、部屋は何処ですか?』


営業スマイルで言った


「ああ、唯ちゃん!君の部屋は302号室だよ!唯ちゃんの部屋の同室が人数のせいで男の子なんだ!名前が高橋彰って言う子だよ!ごめんね!」


管理人が私に鍵を渡しながら言った。






男と一緒〜!!ふざけないでよ!


『いえ!そんな事ないですよ!顔を上げて下さい。私以外の女子を男と一緒にできませんから。では、ありがとうございました!』










「・・・・よくあんなに心にも思ってない事すらすら言えるね!唯を尊敬するよ!」

『それは、どうも。』



「にしても高橋彰って、あのかなりレベルが高い美男子でしょ!いいな〜!私、唯になりたい。」


『あんたじゃあ無理あるわよ!私になるなんて!高橋彰?職員室の廊下でぶつかったあいつじゃん。』



「へ〜。知ってるんだ〜!唯がね〜!めずらし〜ね!」


『イケメンでしょ?私の記憶では1番カッコイイって言えるのは高橋彰ぐらいしか、いなかったから。覚えてただけ!』


「あっ!そう!じゃあ!あたしの部屋はこっちだから!じゃあね!」





『さようなら』




葵と別れた・・・・





へぇ〜!イケメンねぇ。




私、いいこと思い着いた!

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