ここはどこ?


[06]信じられない


矢を放ったヤツらと姫の距離は、ごく僅か

よっぽどの素人じゃなきゃ外す訳無い至近距離…

俺はお姫様を庇って間に入ったって事は…

だけど矢が刺さった感じじゃない

第一痛みが全く無い

不思議に思い顔を起こすと目の前には力を失い行き先を失った2本の矢が

「嘘やろ…この距離で外すん?恥ずかしいぐらいド下手くそ〜」

青い顔してた男達は、すかさず2本目の矢をつがえて自分達の腕を罵った俺に向け矢を放った。

「ば、バカな…」

矢は空中で止まり、そのまま落下したからだ。

「嘘…何で?」

俺には目の前で現実に行っている光景を理解できなかった。

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