学校の伝説


[05]どうだ〜見たか


"シャカシャカシャカシャカ…ゴシゴシゴシゴシ…"

俺の黄金の右腕は、薄汚れた便器をみるみる美しく生まれ変わらせていく。

さすがに掃除に集中してるせいか他のヤツらの声さえ聞こえねぇ

延々20分ほど擦り続けた結果…黄ばんだ便器は光り輝く純白…と、まではイカんが、それなりに綺麗になった。

「う〜ん…さすが俺、掃除のプロやな」

自己満に浸るのもいいが、誰かに褒めてもらいたいもんだな

「やけど…さすがに長すぎたかな?みんな帰っとぉもんな…」

仕方なく上着を取って帰ろうとした時異変が起きた。

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