学校の伝説


[04]情熱的な便所掃除


俺の目の前には黄ばんだ便器がある。

つまんねぇ噂のせいで、ここんとこロクに掃除してもらってねぇ

「待ってろ…今綺麗にしてやるからな」

俺は便所用洗剤をぶち込み気を練った。

右手のブラシに己の熱い魂を注いだら、いよいよ…

『うおおおぉ〜』

"シャカシャカシャカシャカ…ゴシゴシゴシゴシ…"

俺の右手は誰からも見向きされない便器を激しく擦った。

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