第8章


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だがそうではなかった。
また意識がはっきりしてきた。横に誰かが座っている・・・ミミロップだ。
「お願い、死なないで・・・」
ミミロップが必死に願っている。ミミロップの力が直接体に流れ込んでくる・・・
「お前・・いつの間にそんなちからを・・」
俺のからだはほぼ完全に回復した。ちからがみなぎっている。
「あぁ!ピカチュウよか・・・っ・・・た」
ミミロップが俺の方に倒れこむ。ちからを使い果たしたようだ。
「お願い・・この世界の・・・未来を・・・救って」
そういい終えると目を閉じていく・・・
「死ぬな!たとえ未来を救ってもお前がいなければ・・」
「フフ・・あなたと一緒にいられて幸せだったわ・・・本当に・・」
ミミロップのからだからふっと力が抜ける。
「・・・・・・・」



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