第8章


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俺は走る!
もう一度、もう一度だ!奴にこの体に残る全ての電気を叩き込んでやる!

「まだ我にはむかうか!!」
アルセウスが凄まじいエネルギーを溜め始める。
「この際、新世界を創る力など貴様を滅した後でゆっくりと受けた傷とともに癒せばいい!
このまま我に残る全ての力で貴様を世界ごと滅してくれるわ!」
アルセウスが咆哮を上げる!
な…!?

その時、エムリット達がアルセウスの体にしがみ付く。
「…させない!」「アルセウス様、ご無礼をお許しを…。」「ご、ごめんなさい!」
「何のつもりだ貴様らあ!」
「ピカチュウ、後は任せたわ。」「あなたに全てを託します。」「格好良く決めてくれよな!」

アルセウスがハッ、と何かに気付いた顔をする。
「貴様ら、まさか!?」
「じゃあね〜!」「………。」「あ〜最期に美味しいもの食べたかったな〜…。」

エムリット達の体が光に包まれる!



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