第7章


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「まだ虫が生きていたか!」
「虫はしぶといんだっつーの!」「ただじゃ死なないわ。」「黒光りして足も早い!ギャハハ!」
「そうか…ならば徹底的に駆除しなければな。」

先程より強く藍色の石板が光る!
ゴゴゴゴゴゴ…と地響きが起こる。
ピカチュウ達が振り返ると数十メートルはありそうな津波がこちらに迫ってきていた!
「死者の川まで流してやろう!」

「マズイッ!飛べる者は出来るだけ高く飛べ!余裕のある者は飛べない仲間を助けろっ!」「「「は、はい!」」」
俺は急いで指示を出す。
ヤミカラスとゴースト達が飛べない者を運んでいく。
「ボ、ボスも!」「俺は後回しでいい!」
飛べる仲間の生き残りが少ない。あぶれてしまった飛べない仲間も多い。
「く…っ!」「俺達の事は気にすんな!」
ドクロッグがそう言う。
「だが…!!」「どうせ一度死んだ身よ!」
……!!
「念力で上空まで運べるのは後一人で限界だ、急げ!」
ユンゲラーが叫ぶ!
「すまない… !
そう言おうとした瞬間、青い板状のポケモン…ドーミラーの姿が目に入る。
「いや、他の奴を運んでやれ!ドーミラー!!その一度死んだ身を貸してくれ!」「わ、わかった!」
「何をする気だ…?」ユンゲラーが問う。
「ピカチュウ族の器用さをなめるな!」

 波 乗 り だ !!




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