第7章


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話はドンガラス達がピカチュウ達に加勢する前へと遡る。

アルセウスとの激闘が繰り広げられている下では、赤い帽子の少年達がディアルガとパルキアを止めていた。
しかし、二匹の強さはアルセウスのそれと比べれば劣ってはいるが、尋常ではかった。

「くっ……強い…!!」
「ああくそっ!マジでなんだってんだよっ!!」

赤い帽子の少年のと共闘しているのは、ヒコザルを持って行った縞々のシャツの少年だった。
そのヒコザルが進化したゴウカザルと、赤い帽子の少年のドダイトスが同じタイミングで攻撃した。

「フレアドライブだ!!」
「リーフストーム!!」

リーフストームとフレアドライブがディアルガへと向かう。
しかし、パルキアが空間すらも切り裂く爪でゴウカザルをなぎ払った。
ディアルガも時も揺るがす咆哮を上げ、ドダイトスを吹き飛ばす。

「きゃっ!大丈夫!?」
「ちっくしょ……勝てるのかよ!?こんな無茶苦茶な奴らに!!」
「わからない………あの二匹が現れてから何だか…様子がおかしい。ポケッチ見てよ。時計が……。」

人間達がポケッチと呼ばれる機械を見ると、時計の表示が完全に止まっていた。
異変はそれだけではなかった。
時折、硝子細工の様に空間がひび割れる事すらあった。
容易に最悪のケースを思い浮かばせる。

「ここであの二匹を止められなければ……多分、世界は…。」


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