第7章


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ギラティナが加勢に現れたゲンガー達と対峙していた時、燃え盛る炎はより激しくゴローンに襲い掛かかっていた。
石版を壊そうとユキノオー達がゴローンから離れようとするが、炎が激しすぎて出るに出れない状態だった。
ゴローンが燃え盛る炎を止めてはいるが、アルセウスは強い。
恐らく全てのタイプの攻撃が揃っているのであろう、石版は残り11枚。
ここで水や地面など、盾となっているゴローンが倒れる攻撃を受ければ、
倒れた瞬間に背後にいるユキノオー達が焼き払われるだろう。

「ガラじゃねーけど……オレに任せなァ!!」

ゴローンの傍からマニューラが飛び出した。
炎に焼かれ、痛みと自分が焦げた臭いがして気分が悪くなるが無視する。
石版を無視し、何かを叫んでいたアルセウスに爪で一撃加える。

「貴様……死ね!!」

怒りの形相。あまりのプレッシャーにマニューラは怯みかけた。
その隙を逃さず、先程ゴローンへと向いていた炎が今度はマニューラに放たれる。

間一髪避けると再びアルセウス自体に攻撃を仕掛ける。
背後に回ったマニューラの方へ振り向こうとした瞬間、アルセウスは再び衝撃を受けた。

「こんな時に出たのはムクホークの技かい………アタシも手伝うよ!!」

ニャルマーだった。
マニューラとアルセウスを挟む様に攻撃し始める。

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