第6章


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少年を追いながら俺は考えていた
そういや、この旅を始めるきっかけをくれたのは誰だったかな...

ミミロップだろう
そして四天王だと言うからさせるがままにしてやったが…
あいつは俺がなんと言おうとずっと着いてきたな
そんなに反抗するならチームを抜ければいいじゃないかよと思ったこともあったが...
ふと頭の中によぎる
「(ミミロップは無事だろうか…)」

俺としたことが..
手下だからどうだっていいとも思ってたが
-大事な手下だからこそリーダーは部下に常に慕轤樓るものである-
そんな言葉をどこかで聞いた気がした。


それを思い出した時…俺は、ふと立ち止まった。
「どうしたんですか?」
「おわないの〜?」
「お前達…ちょっと頼まれてくれ」
「何ですか?」
「ムウマージは応援を…そうだ、なるべく電気に強い奴を呼んできてくれ」
「そう言えば…確か、イシツブテさんは地面技を!」
「わかった〜!よんでくる〜!」
ムウマージは急いで山の方へ飛んでいった。
「ロゼリアは先に行って、ザングースと…あいつに、余計な事をするな、と言って来い!」
「ピカチュウさんは?」
「あれだけ大きな研究所だ。どこかに必ず発電機があるはずだ。
 俺は、そこで電気パワーをチャージする。あの野郎が、反撃できない程のパワーを!」

そうだ…元はと言えば、俺の詰めの甘さが原因だ。
俺の決着は、俺が付ける!




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