第6章


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エレキブルは雷パンチでミミロップに襲い掛かる。
ミミロップはそれをかわし、エレキブルの頭を狙いピヨピヨパンチをくりだす。

だが、エレキブルに左手で受け止められ、そのまままるでカウンターの様に、右の拳には既に力が込められていた。

「ギガインパクト!!」

拳を振ろうとした瞬間、衝撃を受けた。
思わぬ攻撃だったので対処できずによろける。

ニャルマーのふいうちだった。

「っ!この……」

更にみだれひっかきの応酬。
ニャルマーの手が光ったと思った次の瞬間、手が炎を纏い、そのまま振り下ろす。
『ねこのて』だ。ミミロップの炎のパンチを使ったらしい。
ミミロップも参加しようとしたが、ニャルマーに手で制止された。

「ちょこまかと……くらえ!!」

エレキブルがエネルギーを溜め始めたのを見て、ニャルマーは駆け出した。
いつの間にか、エレキブルが入り口とは反対方向、こちらが入り口の方向に位置が変わっていた。
エレキブルは戦闘に夢中で気付いていないようだった。

このまま建物に入れという事らしい。
ミミロップ達は駆け出し、建物の中に入ったと同時にエレキブルのチャージビームが炸裂した。

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