第40章


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―― 森の洋館の食堂
「今頃ボスたちは海の上か…」
「…またクソネコがいねぇが、とりあえず揃ったな。」
「では、始めるポ…ぞ。」
エレキブルが立ち上がる。
「前に話題になった離島の事だが、フライゴンたちが話をつけてくれたようだ。」
フローゼルが付け加える。
「ナギサ方面のポケモンは俺様たちが仲間にしたぜ。」
「つまり、シンオウ全土はボスの支配下にあるということですかい。」
「しかしまだボスの仲間になってない者もいるポチャ。」
「それはつまり…」
「ボスの話の神様を除いた1、2匹以外は、ボスに反対しているポチャ。」
「…反乱分子か。」
ドンカラスはフローゼルを睨む。
「どうするんだ?」
今まで黙っていたユキノオーが口を開いた。
「ややこしい事になる前に排除しなくてはならないな。」
「あぁ、では――
『ドン!新しい友達を連れてきたお!』
ビッパが勢い良くドアを開けた。
「…エンペルト、反乱分子は…」
ドンカラスが疲れた様に言った。
「排除だポチャ…」
5匹の溜め息とビッパの悲鳴が重なった。

続かない

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