第30章


[28] 


「まずいわね、プラスル用意して。」
プラスルはホッペに電気をためる。
そして女は鞄から赤い何か道具を取り出した。
「ハァハァハァ」
白いコラッタは店主の方をみながら、「ハァハァ」言っている。
そして前歯を剥き出しにしヨダレを垂れ流している。
まるでこれは、野生の飢えた動物が数日、何週間ぶりに獲物に出会えたような顔をしている。
店主の体は、丸々とゴムまりのように肥え太って、脂肪をたくさん蓄えている。
コラッタの目は、血走りながら、店主をじっと睨み付ける。
「まてよ、俺なんか旨く無いぞ!」
店主は、悲鳴に近い声で叫ぶ。
コラッタは奇声を上げながら店主にむかって飛び付こうと飛んだ!店主は目を閉じた。

その時、10万ボルトがコラッタに当たった。
コラッタは地に落とされた。
「プラスル、良いわよ!」
女が叫んだ。
「せっかくの休日なのに、これじゃ台無しよ、でもこのまま、この白いコラッタを野放しにするわけにはいかない!」
女の右手に持っている道具のアンテナが伸びる!
「ポケモンレンジャー、ミッションを開始する!」
女は、叫んだ!!



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