第3章


[05] 


地下二階は深い霧につつまれていた。
「視界が悪いな。いつ何かが襲ってきてもいいように準備だけはしておけ。」
「う、うん。」
「それとはぐれないよう気を付けろ。」
キィー、キィー!バササッ
・・・何かが飛び回っているようだ。こちらに気付いていなければいいが。
バサササササササ!!
音が近づいてくる!こちらに気付いているようだ!
「ッ!気を付けろ!何か来る!」

「血だ!血をよこせ!」

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