第3章


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エイチ湖のほとりを数十分程、歩く。
すると突然目の前にエムリットに似た黄色いポケモンが現れる。
「・・・あなたがエムリットが言っていたピカチュウですね。」
どうやらこいつがユクシーらしい。
・・・やはり俺の所に来るか。俺は本当に伝説ポケモンを呼び寄せる体質なのかもしれない。ふざけた話だが。

「ああ、そうだ。」
「何やら面白い話を聞かせてくれるとエムリットから聞きました。ぜひわたくしにも話を聞かせてもらえませんか?」
「いいだろう。」
ピカチュウは野望を・・・

「なる程、確かに面白いお話です。」
「そうか。」
「ですがエムリットと同じく、直接協力することはできません。わたくしにも役目があります。」
「そうか・・・。」
「そのかわりこの辺りのポケモン達に同じ話をしてあげましょう。それとアグノムにも貴方達の事を伝えておきます。」
「助かる。アグノムとやらはどこにいる?」
「リッシ湖と呼ばれる湖です。」
「わかった。」
ピカチュウは去っていった。

「・・・神の傀儡ですか・・・。かわいそうに・・・。」

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