第3章


[19] 


「ここがアジトだっつーの!」「あんたらがトロいから遅くなったじゃないのさ。」「のろまなネズミちゃん、ギャハハ!」
ニューラ達に案内され、それらしい洞窟の前にたどり着く。
「中でマニューラが待ってるっつーの!」「到着が遅くてマニューラきっとイライラしてるわね。」「怒られるー!ギャハハハ!」
ニューラ達に連れられアジトの奥まで入っていく。奥は真っ暗だが・・・。
「連れてきたっつーの!」「マニューラ、例の奴ら連れてきたわ。」「4名様ごあんなーい、ギャハハハ!」
数えきれないほどの暗やみに光る目・・・すべてニューラ達だ。これ程の数に袋叩きにされたら、一溜まりも無い。やはり罠か?
「おっせーぞてめーら!さて、お待ちかねの客人が来たんだライトアーップ!」
明るくなった。
こんな所に電気なんて通っていないだろうにどういう仕組みなのだろう。
天井を見上げるとあれは確かレアコイルとかいうポケモンが吊されて光を放っている。なる程。
このアジトの奥は広く、螺旋階段のようにになっていてその場所にニューラがずらりと並んでいる。
階段の所々に穴が開いているが、おそらくあの奥をニューラ達は寝ぐらにしているのだろう。
マニューラはこの部屋の中央で氷でできた玉座のような椅子に座っていた。

「てめーがドンカラスが言っていたネズミだな。」


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