第3章


[17] 


ニューラは道路を外れ、森の木々が生い茂った所まで入っていく。あの奥か?
気配を殺しながら一定の距離を取り、後をつけていく。
するとニューラが突然歩みを止めた!
「バッカでー!気付いてるっつーの!」
ザザザ、と1・・・2・・・前の奴と合わせて3体のニューラに取り囲まれる。木々の影に隠れていたようだ。
「とっくに俺達に話は伝わってるつーの!」「残念だったわねえ!」「ギャハハハハ!」
ふう、やはり平和的な解決など無理な話か。俺は頬に電気をためる。
「コソコソしねーでついて来いっつーの!」「マニューラがあんたらに話があるって。」「ギャハ!」
へ・・・?
「さっさとしろっつーの!」「ノロノロしてると置いてくわよ。」「ギャハハ!」
・・・罠としか思えないが。

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