第22章


[01] 



そのころピカチュウとニャルマー…

「ここだな…」
今までとは明らかに違う扉…この先に奴がいると考えて間違いないだろう。しかし…
目の前の扉には鍵がかかっていた。

少し考えれば気づいたはずだ…今までも随所に鍵のかかっている部屋があった。
まして重要な部屋に鍵がかかっていないはずがない
どうする…一度あいつ等ののところに戻るか?
しかしあいつ等のことだ…いま戻れば確実にバカにされるだろう…
だが、いまそんな悠長なことを言っている暇がないのも事実…
しかし…

―――ブーン

「なにをいつまでブツブツ言ってるんだい。もしかして、これをお探しかい?」
顔を上げるとニャルマーがニヤニヤとこちらを見ている
尻尾にはカードキーが光っていた
「なっ!どこでそれを…」
「さっきの子供のポケットから見えたんでねぇ、ちょいと借りてきたのさ」
「・・・・・よ、よしっ!行くぞ!」
「勢いでごまかそうとしてないかい?」
「・・・・・」



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