第21章


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なんと3匹はあっという間にギャラドスに囲まれてしまった。
「敵の数は2、4…22匹だな」
スターミーはすぐに計算した。
「スターミー殿、10万ボルトは使えるな?」
「OK、もちろんです」
「行くぞ!」
ザングースが高くジャンプし、一匹目のギャラドスに拳を構える。
「チャーレム殿から教わった奥義でござる!」
電撃を込めた拳がギャラドスに命中する。
ギャラドスは電気に滅法弱い。水しぶきとともに海面に沈んだ。
素早くホエルコに着地し、一秒もたたないうちにまた跳躍、一撃を浴びせた。
ジャンプと攻撃を舞うように繰り返し、ギャラドスを撃破していった。
一方のスターミーは10万ボルトを的確にギャラドスに当てていく。
「自分は射撃得意ッスよ!」
ホエルコはただ見ているだけだった。何もすることが出来ない。
「すごい…」
一気にギャラドスの数が減った。残りは3,4匹だろうか。
「すごいですよ!これなら勝てそうです!」
歓喜するホエルコ。
「…いや」
「不利でござるよ…」
「え…?」
「拙者もスターミー殿も、電気技のPPが尽きてしまったでござる…」
「しかも残っているのは大群のボスだ…」

続く

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