第21章


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「ああ、そのことなら心配ありません」
そんなことは問題ではない、という感じで即答するスターミー。
用意周到のようだ。
「ちょっと前に海賊団が解散しましたよね。その海賊の一員だったホエルコがカントーまで乗せていってくれるそうです」
路頭に迷っていたホエルコを雇ったらしい。確かにホエルコならカントーに1週間で着くだろう。
「ホエルコも待ってます。港に急ぎましょう!」
「承知!」
2匹はテンガン山を抜け、ミオの港へ向かった・・・


〜ミオの港〜
テンガン山から遠い街だったので、二匹が着いたころはもう真夜中だった。
しかしこの方が都合がいい。昼間に出発すると人間に見つかる可能性が高い。
「ザングースさん、こいつがホエルコです」
「こんばんは…ホエルコです(「協力しなかったら10万ボルト」って…このヒトデめ…)」
どうやらこのホエルコ、脅されたようである。
「カントーまで宜しく頼むでござる!」
3匹はカントーに旅立った…

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