第21章


[28] 



「ご苦労さん。じゃ、また頼むぜアッシー君。ヒャハハ」
「へーい……」
ひょい、とマニューラは陸地に寄せてあるホエルオーから飛び降り、振り返りさえもせず歩いていった。
大きくため息を吐く海賊達。
「てめえら、船出すぞ……」
「アイアイサー……」
覇気無く出航する海賊達。真っ青な快晴も彼らの目には入らない。


しばらく陸地にそって航行していると――
「おーい! アッシー君、ちょっと船に乗せてほしいおー!」
ビッパが笑顔で海賊達に手を振っている。ピカチュウ配下の最底辺であるビッパに対し、果たして海賊達は――!?

「へーい……。おい、船寄せろ」
「アイアイサー……」
……ビッパにさえ頭の上がらない彼らに明日はあるのだろうか?

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