第21章


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「な、何だったのニャー」
「怖かった……」
「戦闘力測定不能。バ、化ケ物ダ!」
すっかり竦み上がっているニャース達。
「あんなのが落ちてくるなんて都会は地下でも怖い所なのニャー」
「上どうなってんだろ……」

「行ッテミルカ?」
「んー、ここにいても暇だしそれもいいかな」
「ちょっと怖いけど行ってみるのニャー」
「ヨシ、ジャア腕ニ捕マレ。上マデ運ンデヤル」
メタングの腕に捕まるパラスとニャース。
だが、ディグダは浮かない顔を浮かない顔をしてそれを無言で見ている。
「ドウシタ?早ク捕マレ」
「い、いや、僕そういうのはちょっと……」
そう、ディグダはどういうわけか地面から決して離れないのだ。
「?変ナ奴」
「臆病者は置いてくニャー」
「ウム」

こうして彼らはディグダを残し、ヤマブキシティに向かった。
果たして活躍できるのだろうか?




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