第20章


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すでに俺の体は砂嵐で傷だらけだ。少しでも砂嵐から逃れるために一度距離をとる
「これだけ力の差を見せてもまだ諦めぬか。」
この砂嵐では電撃も奴に届かないだろう…

…あの技に賭けるしかないな
金の腕輪に力を込め、緑の光弾を奴の足元に放つ
「ほぅ、何をする気だ?」
緑の光弾が地面にぶつかる
…うまくいってくれ
一気にツルが飛び出し、バンギラスの足に絡みつく

「この程度では無駄だと…」
言葉の途中で奴が口を閉じる、すでに俺は凄まじい電気を帯びて奴に向かって走り出していた
「これでは動けんな…なかなかの攻撃だ…面白い!」
奴が攻撃を捨て完全な防御の姿勢にはいる
「来るがいい!」
「喰らえッ!」
ボルテッ・・・・

ドクンッ
…なんだこの感覚は
俺の中の何かが…本能とでもいうのだろうか…俺の体を支配する
・・・・・




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