第19章


[08] 



(確かにこっちのほうに行ったはずなんだが・・・)
俺は皆を追いかけて林の奥に来た。
が、なかなか見つからず、かなりの時間が経ってしまった
「どうやら仲間はいないようですね。」
この声は・・・
「・・・ミロカロスか。何のようだ?」
「ダークライのことについてです。事態は私たちが予想していた以上に深刻になってしまいました」
ミロカロスの顔にいつもの余裕は無い
「どういうことだ?」
「ダークライとバンギラスが手を組みました」
・・・バンギラスとはあの銅色のポケモンのことだろうか?
「時間が無いので単刀直入に言います。あなたはダークライの件から手を引いてください」
「・・・なぜだ?」
「ダークライの強さはさっきの戦いでわかったと思います。
しかし、あのバンギラスというポケモンは戦闘能力だけ見ればダークライと同等、もしくはそれ以上です」
「それで逃げ・・・いや、後ろから誰も追ってこなかったということか・・・」
「そうです、もうあなたたちのことなど眼中に無いのでしょう。
やつらはヤマブキシティに向かっています。たぶんそこにいるロケット団のボスを倒し、乗っ取るために・・・
やつらの力なら難しいことでは無いでしょう・・・」
「・・・悪いが俺は手を引くつもりはない。」
「なぜです?これは私たちの問題、あなたたちにそこまでしてもらう必要はありません」
「勘違いするな、俺の目的は世界を征服すること、ただそのために邪魔なヤツを潰すだけだ。」
「しかし・・・」
「さっきから何の話をしているの?」



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