第2章


[21] 


「あっ、ボス!お帰りなせえ!」「お帰りなせえ!」
森へ下りると、洋館の前でドンカラスとヤミカラス達が出迎えた。
「おう、案配はどうだ」
「へえ。今、ボスの友達とかいうペンギンが連れてきやすんで」

「仲間だポチャ〜!」
遅れて来たポッチャマの後ろからは、何やらピンクのイモ虫と、色の違うサナギが2つ…
「…こいつらだけか?」
「へ、へえ…こんな早いお帰りとは思わなかったもんで…」
「…まあいい。引続き頼んだぞ」
「へえ!」
本当に任せていいんだろうか?

取り敢えず、ヤミカラスにイシツブテとビッパの様子も見に行かせる。
報告によれば、イシツブテは知り合いのコウモリと岩のカタマリに話を付けたらしい。
なかなか順調に進んでいる。

「連れてきたお」
やがて、ビッパが赤い虫と青い猫を連れて到着した。
「こいつはコロボーシだお」
「何ができるんだ?」
「♪♪♪♪♪〜」
「歌が上手いお」
…本当に大丈夫なんだろうか…

しかし、青い猫の方は使えそうだ。
やたらとこちらを威嚇してくるのが気になるが…



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